整体師|協会理事長|大阪講座代表 江口征次
整体師|協会理事長|大阪講座代表 江口征次

ヘッドマッサージお試しコースは実際に効果的なのか?

いつも「ヘッドライフ通信」をご愛読いただきありがとうございます。

スクール代表・ヘッドマッサージ専門家の江口です。

 

本日は、「ヘッドマッサージのお試しコースは実際に効果的なのか?」というテーマでお届けいたします。

 

エステティシャンの肩もみ

京都府 サロン経営 40代 

 

私のサロンは、オフィス街なので、昼休みにパッと受けられる施術を導入したいのですが、何かピッタリな施術はありますか?

 

実際には体力に自信がないので、ボディの揉みほぐしは、キツイです。できれば、お昼だけである程度、稼げるようになりたいです。(サロン経営2年目)

回答:お試し施術は「導入のきっかけ」として有効です

 

私(江口)のヘッドマッサージサロン(頭ほぐし専門店atama)も大阪の北浜というオフィス街にあります。

(現在は育休中のためサロンは一時休業しています)

 

オフィス街という立地では、平日のお昼休みに多くの人が行き交う反面、夜間や週末は閑散とするという特徴があります。

 

こうした場所でのサロン運営において、「ランチタイムに気軽にヘッドマッサージを体験できるコース」は、顧客との最初の接点としてとても効果的です。

 

ただし、短時間(15〜20分)での施術では、「深いリラクゼーション」「睡眠の質向上」などを目的とするサロンの場合、どうしても物足りなさを感じさせる可能性があります。

 

それでも、「まず体験してもらう」ことは、将来の本格的な利用につながる重要な導線となります。

 

例)オフィス街での“お弁当販売”のような戦略

 

オフィス街では、夜は居酒屋として営業しているお店が、昼間は店先でお弁当を販売している光景をよく見かけます。

 

これは、単に「余った食材を活用する」という目的ではなく、 「まずは味を知ってもらい、夜に来店してもらう」という販促戦略でもあります。

 

サロンにおいても同様に、 施術の心地よさ スタッフの人柄 サロンの雰囲気 を知っていただく機会として「お試し施術」は非常に有効です。

 

頭皮のツボ押しの気持ち良さ、リフトアップの心地よさだけでも感じていただければ、次はお仕事帰りにゆっくりロングコースを受けていただける可能性は実際にあります。

 

おすすめ施術:「椅子ヘッドセラピー」

 

ランチタイムの短時間施術として特におすすめなのが、「椅子ヘッドセラピー」です。

 

これは、ベッドに横になることなく、椅子に座ったまま受けられるヘッドマッサージで、短時間でリラックス感が得られます。

 

椅子ヘッドセラピーのメリット

  • 着替えが不要で施術時間を短縮できる
  • ベッドが不要なため、スペース効率が良い
  • 食後すぐでも施術可能(※ただし、体調により個人差あり)
  • 体力的な負担が少なく、施術者にも優しい

 

【注意点:食後の施術について】

なお、食後すぐの施術には注意が必要です。

施術によって血液が末端に流れることで、消化器系への血流が減少し、胃もたれや消化不良の原因になる可能性があります。

 

そのため、可能であれば食前の施術をおすすめします。

ただし、どうしても食後になる場合は、無理のない姿勢・内容で対応しましょう。

(この点は、事前の説明・同意を明確にしておくことが重要です)

 

今後の展望:フードコートや社内食堂でのイベント展開も

 

今後の展望として出張、マルシェ、イベント会場での施術はいかがですか。

 

将来的には、サロンを飛び出し、企業の社内食堂やフードコートと連携して、 「椅子ヘッドセラピー体験イベント」などを実施する出張施術も可能かもしれません。

 

卒業生の皆さんと一緒に、こうした場を作っていくのが私の夢でもあります。

 

まとめ:お試しコースを効果的に活用するポイント6つ

 

お試しコースや短時間の施術は、「本来のサロンメニューに比べて簡易的すぎるのでは?」と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、それはあくまでも「最初のきっかけ」。

 

お客様にとっては、あなたのサロンを知る最初のチャンスであり、 施術の良さ、人柄、空間の雰囲気を感じていただく絶好の機会でもあります。

 

その後の本格的な来店・リピートに繋げるためにも、戦略的に活用していくことが大切です。

 

お試しコースを活用するポイント

  1. 短時間でも「気持ちよさ」「信頼感」を届けることが目的
  2. お客様の生活スタイル(ランチタイム・仕事帰りなど)に合わせて設計する
  3. 施術後の体調・消化への影響にも十分配慮する
  4. 施術者の体力負担が少ない方法(椅子ヘッドなど)を選ぶ
  5. 「次回につなげる」仕掛け(次回予約・クーポン・案内など)を設ける
  6. 外部イベントや社内福利厚生への出張施術も視野に入れる

 

短時間での施術だからこそ、丁寧な接客・的確な施術・健康への配慮が問われます。

 

ですが、きちんと目的とターゲットを明確にし、「体験の場」としての価値を伝えられれば、 本格的なリピーターへの橋渡しとして、十分に機能します。

 

ぜひ、あなたのヘッドマッサージサロンに合った「お試しコース」のスタイルを見つけて、上手に取り入れてみてくださいね。

 

今後も皆さまの活動を心より応援しております。

 

作成日:2023年9月10日

更新日:2025年7月26日


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ヘッドライフ江口

この記事の執筆者

江口征次  

 

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ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家

Head Life(ヘッドライフ)代表

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 理事長

株式会社ヘッドクリック 代表取締役  

頭ほぐし専門店atama代表

ヘッドスパ専門店atama代表

 

【商品】

・日本初、ヘッドマッサージ施術用枕の販売

・日本初、業務用ヘッドマッサージオイルの販売

 

【登録商標】

・頭ほぐし専門店atama 登録5576269

・頭ほぐし整体院 登録5977517

・骨相セラピー 登録5790990

 

ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家として、2010年よりヘッドセラピスト養成講座を開始し、日本全国、海外からも受講がある人気ヘッドマッサージ資格講座を主催している。