ヘッドライフ通信をお読みいただき誠にありがとうございます。
ヘッドマッサージの専門家・スクール代表の江口です。
先日、ヘッドマッサージ資格講座の卒業生さんたちとサロン開業するうえで、サロン巡りが大切といった話題になりました。
私がヘッドマッサージサロン開業前は、必ず毎月1度は、どこかのサロンに施術を受けに行っていました。
施術を体験するといた名の偵察のようなもうです。
その理由は、サロン巡りをするとたくさんの発見があるからです。
例えば、次のことが挙げられます。
<例>
他にも例を挙げるときりがありませんが、サロンをお客様目線で利用して気づくこと、サロン経営者側の立場で気づくことがあります。
また、サロン経営となるとお金(費用)にまつわる情報も必要です。
可能な限り、利用したサロンの家賃も調べ、求人募集要項から人件費まで調べてシミュレーションまで行いました。
このように書くと、スパイ行為のように思われますが、私なりの近隣サロン業界のマーケティング調査です。
どのようなお客様が実際に来店しているのか、どのような集客方法(戦略・戦術)が効果的なのかといった、サロン経営の実態や勤務するセラピストの意識・考えなどの情報を集めて分析することをいいます。
「返報性の法則」または「返報性の原理」を知っていますか?
卒業生たちのヘッドマッサージサロン開業座談会を聞いていて、ぜひ皆さんに実践してほしいことがあります。
サロン巡りの際は、思い切って「自分もセラピストをしていてサロン開業しようと思っています。」と言うことです。
そうすると、セラピストは癒しの職業とあってか、皆さん親切です。
「そうなんですかー!」といって、自分の話を聞いてもらえるそうで、
「このあたりの土地柄は・・・」
「このあたりの客層は・・・」
「集客で効果があるのは・・・」
「○○にある○○サロンに行くと勉強になるよ・・・」
「今度○○で癒しのイベント、マルシェがあるよ・・・」
といった情報をいただけるようです。
卒業生の中には、サロン店主にお願いして、名刺やチラシのデザインを丸パクリさせてもらう人もいれば、ホームページの作成業者を紹介してもらう人もいます。
自らが正直に「自分もサロン開業したいです」と腹を割ってお話する時ほど、本当に必要な情報が手に入るようです。
私の場合は、「腹を割って話す」といった部分が苦手でした。
今思えば、損しかありません。
もっと自分が素直に打ち明ければ、もっと良い情報が得られたたり、サロン開業、経営についてサポートしていただける人が見つかっていたかもしれません。
まずは、自己開示すつこと。自分が先に心を開くこと。
そうすると相手は、「お返しをしてあげたい」という気持ちになります。
これを「返報性の法則(原理)」といいます。
私は、ヘッドマッサージ資格講座の中で自分の失敗経験や今現在において苦悩していることなど、ネガティブな部分までお伝えします。
あえて愚痴っぽいことも挟みます。すると、少し笑いがおきます。
そうすることで、会場の雰囲気が和み、生徒さんの質問の手があがりやすくなります。
講師の私が自らの体験談を話すことで、生徒さんも「自分の話も聞いて」となってくれるのが嬉しいので「必要愚痴」と思ってやっています。
「自分の話も聞いて」となるのは、これも一種の返報性でしょうか?
講師の私が、ポジティブやエネルギッシュで押し切ると、意外と生徒さんは意外とついてきてくれません。
生徒さんの中には、エステやマッサージをやっているのに「未経験です。」とか、サロン開業をしているのに「主婦で無職です。」と言って身分を隠す人がいます。
とくに、柔道整復師、鍼灸師、理学療法士のコメディカルの人たちです。
授業の最後に「実は鍼灸整骨院の院長をしています…」と言われることもありますが、「最初に言ってくれたら良かったのに」となります。
私もそういった職場での勤務経験があるし、友人もいるので自己紹介のときに是非、知らせてほしいです。
そうすれば、リラクゼーションサロンの人には伝わらないけど、国家資格者向けの施術理論や治療院での施術の導入方法、集客アドバイスも多少はできます。
「治療院」と「リラクゼーションサロン」では、施術の概念や運営、集客のノウハウに根本的な違いがあります。
あなたに合った特別な内容もお話しできたかもしれないのに…。
やはり、自己開示しないと損しますね。
素直にお話していただければ、誰でも嬉しいしものです。
私たち講師は、なるべく疑問、質問にお答えしたいと誠実な想いで働いています。
つまり「返報性の法則」がいつでも発動できるスタンバイが完了した状態です。
こういった記事を書くのも私の誠実さと受けとめていただけると嬉しいです。
自己開示といっても、初対面なのに心を開くのは難しいですね。
ですが、誰とでも友達になれる人は、きっと心を開くのが早いのだと思います。
私は講師という仮面を被れば、ベラベラといつまででもお話できるのですが、プライベートでは、長らく新しい友人はできていません。
そんな私のような自己開示ができずに悩んでいる人のために、自己開示のポイントを調べてみました。
今回、調べてみて、自己開示は「スキル」だということが解りました。
自己開示能力を高めて、返報性の法則を引き出すのもまた、スキルということですね。
ヘッドマッサージのスキルを磨くように、心を開く自己開示のスキルを手に入れると、人気のヘッドセラピストになると思います。
話を本題に戻すと、これからサロン開業を計画している人は、より多くのサロンを巡ったほうが、より良いサロンが作れます。
これを実践しているスクール卒業生はたくさんいます。
実際に勤務しているサロンオーナーに会えることや、そこで、リアルな情報を得ることは大きなメリットです。
いざ、サロン開業準備に入ると、「上手くいくかな」「私にできるかな」「失敗しないかな」など不安もつきものです。
サロン巡りをして、自己開示をする。
そして返報性の法則によって情報を得る。
この一連の流れを繰り返すことは、これからサロン開業するうえでの心の準備にもなるのでオススメします。
あなたはサロン開業するまでに、何人のサロンオーナーに出会ったでしょうか?
今回のテーマは、「サロン開業は、サロン巡りが大切」「返報性の法則」についてでした。
新しいことにチャレンジする場合、ほとんどの情報は「外」にありますが、その情報をうまく吸収できる人は限られています。
それは、自己開示する人です。
世間はそれを「可愛げがある」「愛嬌がある」というのだと思います。
サロン開業前の私にもっと可愛げがあれば…なんて思いますが、サロン開業した後も他者から学ぶことばかりなので、今からでも遅くないですね。
ヘッドマッサージ資格講座の卒業生とお話をしていて、改めて勉強になりました。
たくさんのサロンを巡って、たくさんのサロンオーナーに出会って、自分の理想のサロン像を固めていくことです。
それでもまだ、あなたは家にいますか?
<追伸>
店内を撮影したい場合は許可をもらってから行いましょう。無断撮影はやめましょう!
記事作成日 2018年3月14日
更新日2024年11月26日
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江口征次
ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家
Head Life(ヘッドライフ)代表
一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 理事長
株式会社ヘッドクリック代表取締役
頭ほぐし専門店atama代表
ヘッドスパ専門店atama代表
【商品】
・日本初、ヘッドマッサージ施術用枕の販売
・日本初、業務用ヘッドマッサージオイルの販売
【登録商標】
・頭ほぐし専門店atama 登録5576269
・頭ほぐし整体院 登録5977517
・骨相セラピー 登録5790990
ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家として、2010年よりヘッドセラピスト養成講座を開始し、日本全国、海外からも受講がある人気ヘッドマッサージ資格講座を主催している。
【登録商標】
頭ほぐし専門店atama 登録5576269
頭ほぐし整体院 登録5977517
骨相セラピー 登録5790990
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