マッサージといえば、主に「血液、リンパ液の流れを促進する」が目的ですが、
ヘッドマッサージ業界となれば、さらに、もう一つ、仕事が増えます。
それは、頭の専門家(プロヘッドセラピスト)の最大のミッションでもある
「脳脊髄液の流れを促進させる」ことです。
リラクゼーションとしては、唯一無二のミッションなので
ヘッドマッサージ独自の強みとも言えます。
脳脊髄液を無視するなんて、本当に勿体無い話です。
脳脊髄液は、脳と脊髄神経(背骨の中の神経)に栄養を与え、
老廃物を運び去る役割があります。
血液が各細胞の栄養になるのに対し、
脳脊髄液は神経の栄養になります。
また、どちらも老廃物を運び去る役割があります。
運び去る?
どこへ??
老廃物を含んだ脳脊髄液はリンパ管に合流します。
リンパ管に入れば、それは、リンパ液です。
脳脊髄液はリンパ液になるのですね。
だとしたら、 脳脊髄液の循環(還流)をミッションとするヘッドマッサージは、
リンパ液の流れまで考えたほうが良いのでは??
「脳脊髄液は流すけど、リンパのことは知りません・・・。」
それでは、後始末が悪いヘッドマッサージです。
お客様に申し訳ない。
なので、リンパも無視できないのが専門家のヘッドマッサージになります。
当協会のヘッドマッサージ(1級)は、 首から胸にかけてのデコルテはもちろん、
少しの時間ですが全身の流れを整えます。
さらに、ロッキング法は、身体に触れることなく全身へのアプローチが行えます。
ロッキング法によるポンピング効果は、
脳の血流をアップさせる最も効果的なテクニックで脳疲労解消や認知症予防に最適です。
ポンピング効果については長くなるので別の機会にお伝えします。
昔から、治療系セラピストの世界では
「脳脊髄液の改善なくして自然治癒力の回復なし」とまで言われますが、
現代では、「頭(脳)から全身が改善する」のは脳科学や疲労の研究でも明らかになっています。
ただ頭をほぐす「気持ちよかった」だけのヘッドマッサージではなく、
脳脊髄液の流れを改善することで、自律神経、ホルモンバランスの改善を目的とするなら
このページをお読みのあなたも、リンパの流れまで責任をもって行いましょう!
直接的な方法として、施術の前後に全身のリンパマッサージ。
間接的な方法として、身体に触れず全身のアプローチするロッキング法。
幸いなことに、リンパは、擦るだけでも流れます。
セラピストが身体を酷使することもありません。
相乗効果メニューとしておすすめです。