疲れた時は眠るのが一番ですね。
昨年は、にわかに睡眠ブームが起こり、新語・流行語大賞に「睡眠負債」がノミネートされました。
眠りをウリにしているヘッドマッサージサロンさんは恩恵を受けたのではないでしょうか?
頭ほぐし専門店atama(直営店)もそのうちの一つです。
頭をほぐして、深い眠りに導けば、脳の疲労物質が除去されて自律神経・ホルモンバランスが改善する。
すなわち自然治癒力がアップするわけですが、
それは単なるツボ押しの効果でしょうか?
それとも癒し??
いいえ。違います。
有名な化学雑誌「サイエンス」に
「人は眠っている間に脳のクリーニングを行っている」という論文が掲載されています。
脳細胞は生きている限り代謝を行っています。
代謝が起これば副産物の老廃物が出ます。
また、細胞自体が死滅すれば、それも老廃物になります。
通常、身体の老廃物はリンパ液により運ばれ、
静脈に合流し後、解毒されて体外に排泄されます。
しかし、脳には、そのようなシステムが見つからず、謎だったようです。
その謎を解き明かしたのが、アメリカのロチェスター大学の研究チームです。
ここからが大切な話なのですが、
難しい話なので、、、
ネットで調べれば解る話なので、
ここはあえて、ヘッドセラピスト的にお話しします。
そもそも、ヘッドセラピスト的に知ってほしいのは、
脳と背骨の中にある脊髄神経は、「脳脊髄液」という液体で覆われています。
その液体は、脳と脊髄神経に栄養を与えるだけではなく、老廃物を運び去る役割があります。
その液体の流れがスムーズな人は、脳に老廃物が溜まりにくいのですが、
何らかの要因(詳しくは講座で)により老廃物が溜まってしまう人がいます。
老廃物が溜まってしまうと不定愁訴(ふていしゅうそ)、いわゆる自律神経失調症になったり、
アルツハイマー病やパーキンソン病になるのは有名な話です。
その大切な脳脊髄液をしっかり流してあげようと、リラクゼーションに整体法を取り入れているのが、
私が教えているヘッドマッサージ1級講座なのですが、
研究チームの論文によると、
人は眠っている間に脳の細胞が60%も収縮していることがわかった
↓
収縮した分、脳脊髄液の流れるスペースが拡大した
↓
脳の老廃物の大掃除が始まった
ということです。
なぜ、脳細胞が収縮するかはまだ不明ですが、
人は、眠っている間に脳脊髄液の流れが活発になり、脳のクリーニングが行われているそうです。
(ちなみに、ハツカネズミは、起きている時より眠っている時の方が10倍流れる。)
我々、お客様を眠りに導くヘッドセラピストは、脳のクリーニング屋さんです。
それは、「気持ちよかっただけでは終わらない」とても可能性があるお仕事です。
脳脊髄液はホルモンを運搬する役割もあります。
なので、更年期障害にもおすすめです。
自律神経失調症が改善するのは、
単なるツボ押しの効果とだけ言ってしまうのはもったいない話です。
ヘッドマッサージはある意味、
科学的、解剖生理学的に証明されている≪エビデンス≫がある施術といえます。
~・~ 考えてください ~・~
あなたは、根拠がある施術をしていますか?
施術の流れ(手順)は目的を達成するための組み立てになっていますか?
お客様が「気持ちいい」と言えば成功ですか?
「気持ちいい」という、お客様の≪主観≫だけが成功の判断基準になっていませんか?
あなたには、成功と失敗を≪客観的≫に見分ける方法がありますか?
なにより、それに自信がありますか?
私は自信があります。
実績もあります。
そして、それを教えています。
追伸
脳脊髄液は「生命の源」と呼ばれています。
頭ほぐし専門店 atamaは登録商標です。