代表の江口です。
一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会のヘッドマッサージは、
整体テクニックのロッキング法を使います。
ロッキングとは、「揺らす」ことです。
赤ちゃんからお年寄りまで
誰しもが身体をゆらゆらと揺らされると
筋肉や関節が弛緩して、
副交感神経が高まり、
体温が上昇して、
気持ちよ~くなり、
いつの間にか眠ってしまいます。
その、ゆらゆら効果を得られるのが
<ゆりかごの理論>のロッキング効果です。
ロッキングチェアの「ロッキング」と同じ意味です。
2010年、日本理学療法士協会が
「ロッキングチェアによるリラクゼーション効果」 について発表しています。
腰痛の経験がない男女10名に
ロッキングチェアに座っていただき、
10分間ゆらゆらしました。
その結果、
身体の柔軟性が増大したと発表しています。
人の身体は揺らすだけでも筋肉がゆるむ。
いわゆるマッサージ効果が得られます。
”筋肉が緩むと必ず関節も緩みます。”
”骨盤が緩むと必ず頭蓋骨も緩みます。”
当協会のヘッドマッサージは、
「ロッキング法」により、
仰向けの状態で
頭の先からつま先までを
同時に揺らすことができます。
身体の背面にある肩甲骨や背中の筋肉、
そして、
骨盤(仙腸関節)を緩めることが可能です。
(体の背部は一切触らすに全身を揺らします。)
身体の背面は、
肩甲骨と仙腸関節(骨盤の関節)が支点となり
肩や背中、骨盤まわりの筋肉を緩めていきます。
下半身は、
骨盤が緩むことで、骨盤内の体温上昇、
下半身への血液、リンパ液の促進が行えます。
ロッキング中に、
足のつま先がポカポカすることも
珍しくありません。
そして、何より
骨盤(仙腸関節・仙骨)が緩むと
反射関係にある頭蓋骨も緩みだします。
ヘッドマッサージの施術に
ロッキング法が必須という意味がここにあります。
手で触ることなく
背面を緩める技術はとても大切です。
肩凝り、背中の痛み、腰痛、関節痛
そして、
骨盤が緩むことで
生理不順や不妊など婦人科系の症状や
下半身痩せなど
さまざまな効果が期待できます。
筋肉は、骨や関節を揺らす(動かす)と
必ず緩むという性質を利用したのがロッキング法です。
そして、大切なのはリズムです。
一定のリズムで反復して行うことで、
癒しの物質「セロトニン」の分泌を促進します。
セロトニンとは「癒しのホルモン」「幸せホルモン」とも呼ばれますが、
自律神経を整えるホルモンのことです。
(正確にはセロトニンはホルモンではない。)
普段は
ウォーキングや腹式呼吸などのリズム運動により
セロトニン分泌が促進されます。
つまり、
ロッキング法でリズムよく全身を揺らすと
セロトニンの分泌が促進され、
自律神経が整いやすくなると考えられます。
「気持ちよかった」だけではなく 「結果重視!」
自律神経失調症や更年期障害の症状緩和、
または、
不妊にヘッドマッサージを活用したい場合は、
必ずロッキング法を行いましょう!
ヘッドセラピストに必須のテクニックです。
<注意点>
リクライニングチェアでの施術はこのロッキング法がほぼできません。
物理的な問題で効果はかなり低くなります。
<おすすめのテクニック>
最短時間で脳の血流を改善し、脳疲労解消、自律神経調整、認知症予防、脳梗塞の予防を行います。
仰向けの状態で身体の背面をほぐすテクニック。骨盤が緩めば頭蓋骨も緩みさまざまな効果が期待できます。
指が届かない頭蓋骨の底の中心部分を緩める手技です。脳脊髄液の流れが良くなることからホルモンバランスが整い更年期障害や体質改善に有効です。
ヘッドマッサージの必殺技!α波2が高まりセロトニン活性が行えます。他にも様々な効果が期待できます。