2018年5月22日
ヘッドライフをご覧いただきありがとうございます。ヘッドマッサージの専門家・一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会理事長の江口です。
当協会のヘッドマッサージは、整体テクニックのロッキング法を使います。
ロッキング(rocking)とは、「揺れている」という意味です。
赤ちゃんからお年寄りまで誰もが体をゆらゆらと心地よいリズムで揺らされると筋肉や関節が弛緩して、副交感神経が高まり、いつの間にか眠ってしまいます。
そのゆらゆら効果を得られるのが “ゆりかごの理論”を活用した施術方法がロッキング法です。
したがってロッキングチェアの「ロッキング」と同じ意味になります。
2010年、日本理学療法士協会が 「ロッキングチェアによるリラクゼーション効果」 について発表しています。
腰痛の経験がない男女10名にロッキングチェアに座っていただき、10分間ゆら揺らし続けました。
その結果、10名全員の身体の柔軟性が増大したと発表しています。
☑ 人の身体は揺らすだけでも筋肉が緩むマッサージ効果が得られます。
☑ そして、筋肉が緩むと必ず関節も緩みます。
ここからは、ヘッドマッサージ業界の話ですが、
☑ 骨盤には仙腸関節があり、骨盤が緩むと必ず頭蓋骨も緩みます。
☑ 頭蓋骨が緩むと頭蓋リズム(頭蓋骨の膨張と収縮)が活発になり脳脊髄液(成長ホルモン)の流れがスムーズになります。
当協会の1級講座・整体ヘッドマッサージは、「ロッキング法」により、仰向けの状態で頭の先からつま先までを同時に揺らすことができます。
身体の背面にある肩甲骨や背中の筋肉、そして、骨盤(仙腸関節)を緩めることが可能です。
(体の背部は一切触らすに全身を揺らします。)
身体の背面は、肩甲骨と仙腸関節(骨盤の関節)が支点となり 肩や背中、骨盤まわりの筋肉を緩めていきます。
下半身は、骨盤が緩むことで、骨盤内の体温上昇、下半身への血液、リンパ液の促進が行えます。
また、踵(かかと)を支点に足首や膝の関節にも働きかけます。
ロッキング中に、足のつま先がポカポカすることも珍しくありません。
ヘッドマッサージの施術にロッキング法が必須なのは、骨盤(仙腸関節・仙骨)が緩むと反射関係にある頭蓋骨が緩むという理由からです。
手で直接、体の背面に触ることなく、背面の筋肉、骨格を緩める技術はとても大切です。
肩凝り、背中の痛み、腰痛、関節痛 そして、骨盤が緩むことで生理不順や不妊など婦人科系の症状や下半身痩せなど、様々な効果が期待できます。
筋肉は、骨や関節を揺らす(動かす)と必ず緩むという性質を利用したのがロッキング法です。
そして、大切なのはリズムです。一定のリズムで反復して行うことで、癒しの物質セロトニンの分泌を促進します。
セロトニンとは「癒しのホルモン」「幸せホルモン」とも呼ばれますが、自律神経を整えるホルモンのことです。
(正確にはセロトニンはホルモンではない。)
普段は、ウォーキングや腹式呼吸、または咀嚼などのリズム運動により、セロトニン分泌が促進されます。
つまり、ロッキング法でリズムよく全身を揺らすとセロトニンの分泌が促進され、自律神経が整いやすくなると考えられます。
「気持ちよかった」だけではなく「結果重視!」のヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)を目指す方は必ず行いましょう!
自律神経失調症や更年期障害の症状緩和、不妊などにヘッドマッサージを活用したい場合は、必ずロッキング法を使ってください。
ヘッドセラピストに必須のテクニックです。
<注意点>
リクライニングチェアでの施術はこのロッキング法がほぼできません。 物理的な問題で効果はかなり低くなります。
<おすすめのテクニック>
最短時間で脳の血流を改善し、脳疲労解消、自律神経調整、認知症予防、脳梗塞の予防を行います。
仰向けの状態で身体の背面をほぐすテクニック。骨盤が緩めば頭蓋骨も緩みさまざまな効果が期待できます。
指が届かない頭蓋骨の底の中心部分を緩める手技です。脳脊髄液の流れが良くなることからホルモンバランスが整い更年期障害や体質改善に有効です。
ヘッドマッサージの必殺技!α波2が高まりセロトニン活性が行えます。他にも様々な効果が期待できます。
記事作成日
2018年5月22日
記事作成者(ヘッドマッサージの専門家) |
スクール代表・協会理事長
江口征次
株式会社ヘッドクリック 代表取締役
一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 理事長
ヘッドライフ 代表管理人
頭ほぐし専門店atama代表
ヘッドスパ専門店atama代表
ハンド、腸セラピー、リンパ等のセラピスト協会 理事長
業務用ヘッドマッサージオイル・施術用枕の販売責任者
【登録商標】
・頭ほぐし専門店atama 登録5576269
・頭ほぐし整体院 登録5977517
・骨相セラピー 登録5790990