ヘッドマッサージサロン経営|定期的に来店してもらう方法

こんにちは、ヘッドライフ代表・ヘッドマッサージ専門家の江口です。

 

今回は、ヘッドマッサージサロンを経営する上で「お客様に定期的に通っていただくための考え方」についてお伝えします。

 

「来店の目安」や「資格所得について」「プロヘッドセラピストとは」「期待されるサロン作り」などもご紹介します。

 

カウンセリングの様子(ヘッドマッサージサロン経営)

「疲れる前にお越しください」だけでは伝わらない

 

ヘッドマッサージ施術のあと、お客様に「疲れる前にまたお越しくださいね♪」と声をかけることは多いかと思います。

 

でも、実はその一言だけでは伝わりにくいことがあります。

 

お客様は「じゃあ、いつ行けばいいんだろう?」と迷ってしまうのです。

 

そこで大切なのが、「来店の目安を具体的に伝えること」です。

 

来店目安を伝える頭皮カウンセリング

 

当スクールのヘッドマッサージの場合、卒後のブラッシュアップ講座として行っている「頭皮カウンセリング(2020年改定版)」を活用しながら、お客様の状態に応じた来店ペースを提案するのが効果的です。

 

簡易的なチェックにはなりますが、頭皮の硬さ、浮腫み、色など度合に応じてスコア化(頭皮スコア)することで次回のご来店目安をお伝えします。

 

その際は、「なぜ定期的なケアが必要なのか」という理由もあわせて説明できることが重理想です。

 

なぜ「疲れる前」が大切なのか?

 

そもそも、なぜ「疲れる前」のご来店を進めるのか?

 

ヘッドマッサージ店に限らず、リラクゼーションサロン全般、整体院などでもそのようにお伝えすることが多くあります。

 

お客様に疲れる前の定期的な来店をおすすめする最大の理由は、「疲れが蓄積してからでは、1回の施術でのリカバリーが難しくなるため」です。

 

リラクゼーションサロン業界ではよく言われていることですが、「疲れた」と自覚する時点で、実際にはかなり疲労がたまっているケースが多いです。

 

その状態では、60分の施術では不十分な場合もあり、複数回の来店や長時間の施術が必要になることも考えられます。

 

そうなると、お客様の時間的・経済的な負担も大きくなってしまいます。

 

だからこそ、 疲れを自覚する前から 定期的(月1回〜2回)にメンテナンスを行う ことを提案することで、長期的に良好なコンディションを保てるようサポートするのが、プロヘッドセラピストの役割です。

 

資格取得で「信頼されるサロン」に

 

近年、ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)の「名ばかり専門店」が増えつつあると言うと語弊が生じますが、単に頭をほぐせばよいといった作業にしか着目していないヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)専門店が増えました。

 

本当にお客様に信頼されるサロン経営を目指すなら、正しい技術と知識を学び、お客様の悩み(症状)に対応できる科学的にも解剖学的にも根拠があるヘッドマッサージ資格を取得することが大切です。

 

資格を持っていることで、提案や説明に説得力が生まれ、お客様からの安心感や信頼も高まります。

また、知識があるからこそ、お客様一人ひとりの体調やライフスタイルに合わせた具体的な施術プランを提案できるのです。 

 

相乗効果メニューの導入もおすすめ

 

当スクールでは、資格取得後にヘッドマッサージと相性が良い「相乗効果メニュー」の導入もおすすめしています。

 

たとえば、腸セラピー(腸もみ)といった、セロトニン自律神経の調整に着目したメニューを導入するのもおすすめです。

 

「脳と腸の関係(脳腸相関)」を意識した施術を組み合わせることで、リラックス効果や不調緩和へのアプローチをより多角的に行うことができます。

 

これは、単に「気持ちよかった」だけで終わらせず、“結果”を重視するヘッドマッサージサロンとしての信頼を深めるうえでも有効です。

 

「期待されるサロン作り」で集客を安定させる

 

新規のお客様が安心して来店できるサロンを作るには、

  • 継続して通う理由がある
  • 期待できる変化がある
  • 通うことで得られる価値が明確

といった要素を意識したサロン経営スタイルが必要です。

 

「行くだけで整う」「悩みに寄り添ってくれる」と期待されるサロンになることで、自然と紹介や口コミも増えていきます。

 

また、信用を得る一つの方法としてアドバイザー資格を活用することもおすすめです。

 

セロ活アドバイザーがいるお店、頭皮毛髪アドバイザーに相談できるお店、東洋医学アドバイザーのセルフケアが学べるお店、睡眠ライフスタイルプランナーの指導が受けられるお店など、ライバル店に負けないサービスで「期待されるサロン」を作り上げ、集客を安定させていきましょう。

 

リピーターを生む「結果追求型」のスタイルへ

 

現代のお客様は、癒しだけではなく体感できる「結果」も求めています。

 

だからこそ、「その場しのぎの癒し」ではなく、長くコンディションが維持できる「状態を整えるための提案と施術」ができる“結果追求型”のヘッドマッサージを目指しましょう。

 

次回予約を取りやすくするには、ただのリラクゼーションではなく、継続の意味や効果をしっかり伝えること。

 

それができるのが、“プロのヘッドセラピスト”です。

 

最後に

 

今回は、ヘッドマッサージサロンを経営する上で「お客様に定期的に通っていただくための考え方」についてお伝えしました。

 

  • 説明できるのがプロ
  • 具体性を持たせられるのがプロ
  • 提案ができるのがプロ
  • 選択肢を与えられるのがプロ

 

そして、信頼されるプロフェッショナルには資格取得と結果を出せる技術が必須です。

 

あなたは「プロのいるサロン」として、お客様に選ばれていますか?

信頼される専門家として、一歩ずつ成長していきましょう。

 

作成日:2020年03月22日

更新日:2025年04月11日

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ヘッドライフ江口

この記事の執筆者

江口征次  

 

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ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家

Head Life(ヘッドライフ)代表

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 理事長

株式会社ヘッドクリック 代表取締役  

頭ほぐし専門店atama代表

ヘッドスパ専門店atama代表

 

【商品】

・日本初、ヘッドマッサージ施術用枕の販売

・日本初、業務用ヘッドマッサージオイルの販売

 

【登録商標】

・頭ほぐし専門店atama 登録5576269

・頭ほぐし整体院 登録5977517

・骨相セラピー 登録5790990

 

ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家として、2010年よりヘッドセラピスト養成講座を開始し、日本全国、海外からも受講がある人気ヘッドマッサージ資格講座を主催している。