ヘッドライフ代表|協会理事長|整体師|江口征次
ヘッドライフ代表|協会理事長|整体師|江口征次

やっぱり首マッサージは危険!?

ヘッドライフ代表、ヘッドマッサージ専門家の江口です。

 

前回ブログ(首マッサージは危険って本当?)に引き続き、再び、首マッサージの危険性について解説します。

 

本格ヘッドマッサージサロンにおいて「首は揉むな」と言われても、そんな訳にはいかないですよね。

 

今回は、危険性だけではなく、対策方法もあるのでご覧ください。

 

※執筆者は医師ではなく、スクール講師として一般的な健康管理に役立つ情報を発信しています。 医学的な診断や治療は専門家への指導を受けてください。

 

首もみ・首マッサージのやり方
首もみ・首マッサージのやり方

首マッサージ(首揉み)で脳梗塞になる!?

 

マッサージの後、または、マッサージの最中にお客様の意識がなくなったり、そのまま亡くなってしまうなんてことが起きたら・・・

 

実際にそのようなことがあるみたいです。

 

とある神経内科医の先生によれば、

 

「首を強くマッサージすることで、頸動脈のプラーク(血管のカス)や血栓が剥がれ落ち、血管が詰まって脳梗塞になる可能性がある。」

 

首を揉むことにはリスクもあると説明しています。

 

実際にマッサージ後に脳梗塞になる人がいる(いた)のは事実みたいです。

 

しかし、首マッサージを否定する人たちも、首のこりを放っておくとこを薦めているのではなく、その逆で積極的にほぐすことを推奨しています。

 

 

マッサージで揉まずに首をほぐす

 

首のこりを放っておくと、自律神経が乱れ、不眠やうつなど様々な不調を招くのは30年以上の研究によって明らか。

 

特に上部頸椎、いわゆる首根っこの部分。

 

筋肉で言うと主に後頭下筋群になります。

 

医学博士の松井医師は、この部分を「副交感神経センター」と呼んでいます。

 

過度に緊張を起こすと交感神経と副交感神経のバランスが乱れるデリケート部分なのでケアが必要だと。

 

しかし、「揉んではいけません…リスクがあります。」と言います。

 

ではどうしたらよいのか??

 

「緩めてください。」

「緩めたらほぐれます。」

 

整体院やマッサージ屋さんなどで揉んでもらわなくても、普段から凝らないように気を付け、温めたり、軽めの体操などをすれば揉まずにほぐすことが出来るということです。

 

しかし、頭ほぐし専門店にお越しになるような人は、首や首根っこのコリがひどく、ノータッチでは納得してもらえません。

 

「首をほぐしてもらえないなら二度と来ない」

 

そんなお客様もいるのでは?

 

私たちセラピストは、一切、首マッサージをしてはいけないのでしょうか?

 

いいえ。そんなことはありません。

 

 

危険な首マッサージのやり方

 

安全な首マッサージのヒントは、前回のブログに書きましたが、危険な首マッサージのやり方、リスクが高い首マッサージとはどのような施術でしょうか?

 

前述の医師によると、絶対に首を揉んではいけないのかというと、そうではなく《強く揉んではいけない》と言います。

 

筋肉を強く揉むことで起こるリスクは主に以下の2つ

  1. 血管が傷ついたり血栓が剥がれ落ち脳で詰まる。
  2. 強く揉み続けると返ってこりが悪化し、副交感神経の働きが阻害され自律神経の不調を招く。

 

要するに、首マッサージのポイントは以下の2つです。

  • 強く揉まなければよい
  • 同じ個所をしつこく揉まなければよい

 ですから、当協会のヘッドマッサージ資格講座(1級)では、頸椎のポンピング牽引法頭蓋底リリースなどの整体法は欠かせません。

 

ポンピング法や牽引法、頭蓋底リリースは、「揉む(マッサージ)」とは少し異なる緩め方だからです。

 

こういった上部頸椎の整体法により、脳の血流が高まり、セロトニン測定でも通常のヘッドマッサージの3.5倍の効果が認められています。

 

参考:結果追求型ヘッドマッサージ

 

開発者の自分で言うのもなんですが、データの裏付けもあるだけに、本当に素晴らしい技術です。

 

ところで「強く揉んではいけない」と言われても・・・

 

どのくらいの強さが良いか判断できますか?

 

 

正しい首マッサージの方法

 

何をもって、正しいというのでしょうか?

 

お金をいただいて施術するサロンセラピストにとって「正しい施術」とは、安全で効果的なテクニックになります。

 

安全だけを意識すると、可もなく不可もなくといった施術になります。

 

「やってもやらなくても一緒」の状態に陥りやすいので「効果的」という文言を入れました。

 

逆に効果が高く、リスクも高い施術は、ハイリスク・ハイリターンの治療系テクニックとなるので、そもそもリラクゼーション施術に該当しません。

 

(ハイリスクなリラクゼーションは存在しません)

 

正しい施術(技術テクニック)を語るうえで、最低限、わかっていることがあります。

 

正しい施術には、3M(ムリ・ムダ・ムラ)がありません。

 

セラピストの立場で言い換えると「迷いがない施術」です。

 

それは、経験が必要だし、なんとなくで出来る施術ではありません。

 

もちろん、Youtube動画や通信教育だけで習得できるものでもありません。

 

私がブログで書いたところで、誰も習得できません。

 

☑何が無理な状態(危険な方法)

 

☑何が無駄な施術(他に効果的な選択がある)

 

☑何がムラなのか(自分の中で明確になっていない・自信がない部分)

 

自己判断できますか??

 

 

お客様にリスク・デメリットが生じる首マッサージは、信用できる指導者から直接学ぶべきものです。

 

力加減、圧加減のチェックを直接受けるべきです。

 

感想のフィードバックを受けるべきです。

 

(当スクールでなくても良いですよ)

 

ちなみに、上手なリラクゼーションセラピストはたくさんいますが、その技術を正確に人に教える、すなわち言語化できる人は少ないです。

 

リラクゼーションセラピストは基礎を学んでおらず、感覚(感性)で施術している人が多いからです。

 

 

最後に:明日からやること

 

いかがでしたか?

 

2回にわたって首マッサージの危険性について書かせていただきました。

 

読んでいて、「明日のお客様からどうしよう(汗)」となった方は、とりあえず、施術中に

 

「力加減はいかがですか?」

「痛くないですか?」

「我慢して受けないでくださいね」

 

とお声がけは忘れないようにお願いします。

 

しかし、ずーっとゆるい、優しい施術だけでは物足りませんよね。

 

ピンポイントでズキーンときめたくもなります。

 

私たちセラピストは「上手ですね」とお客様に喜んでもらったり、褒めてもらいわけですから。

 

少しはお役に立てると思いますので、首マッサージ集中講座をさせていただきます。

 ↓ ↓ ↓

首マッサージは危険?首もみのやり方講座

<追伸>

私が学生時代に指導を受けた先生によると、一流の治療家セラピストは力加減をクライアントには聞かないそうです。その部位に対して適切な圧があり、痛いのを我慢してもらうことも必要なのが治療です。

「力加減を聞いているうちは二流」という人もいますが、リラクゼーションは、サービス業なので「親切」を優先するため力加減を確認しましょう!

  

配信日 2018/08/07

再配信 2024/01/15 

 

※このページの内容は、一般的な情報とサイト関係者による経験をもとに作成しており、医療的アドバイスを提供するものではありません。健康に関する具体的なご相談については、専門の医療機関にご相談ください。また経済的な安定や増収増益、所得の増加を保証をする内容ではありません。

 

ヘッドライフ江口

この記事の執筆者

江口征次  

 

インスタグラム大阪会場

 

ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家

Head Life(ヘッドライフ)代表

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 理事長

株式会社ヘッドクリック 代表取締役  

頭ほぐし専門店atama代表

ヘッドスパ専門店atama代表

 

【商品】

・日本初、ヘッドマッサージ施術用枕の販売

・日本初、業務用ヘッドマッサージオイルの販売

 

【登録商標】

・頭ほぐし専門店atama 登録5576269

・頭ほぐし整体院 登録5977517

・骨相セラピー 登録5790990

 

ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家として、2010年よりヘッドセラピスト養成講座を開始し、日本全国、海外からも受講がある人気ヘッドマッサージ資格講座を主催している。