ヘッドセラピスト|ストレッチングインストラクター|福岡講座代表 森脇ゆう

ヘッドマッサージ講座卒業生がレンタルサロンで大失敗?

いつもヘッドライフ通信を読んでいただきありがとうございます。

 

ヘッドマッサージ資格講座、福岡担当講師の森脇です。

 

今回は、私がヘッドマッサージの資格取得後にトライした、レンタルサロンでの体験談をお話しようと思います。

 

ヘッドマッサージ レンタルサロン 失敗

 

このブログは、レンタルサロンのメリット・デメリットの参考にもなると思います。

 

スクール卒業生でレンタルサロンまたは、シェアサロンをお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。

 

《こんなあなたにおススメ》

☑ いつか自分のサロンを持ちたいと考えている

☑ レンタルサロン・シェアサロンが気になる

☑ 成功体験よりも失敗談の方が好き

 

2分で読めますのでどうぞお付き合いください♪

 

レンタルサロンとシェアサロンの違い

 

都市部では、レンタルサロンやシェアサロンのドライヘッドスパ専門店が増えてきました。

 

その理由は何でしょう。

 

まずは、レンタルサロンとシェアサロンの違いについてお伝えします。

 

レンタルサロンは、施術用マッサージベッドなど、サロンに必要な道具が一通り揃っており、時間制で借りることができるサロンです。

 

レンタルサロンは、主にレンタルすることを目的としたスペースですが、一方でシェアサロンは、実際に運営しているサロンを間借りするスタイルになります。

 

実店舗の定休日や営業時間外に借りることもあれば、個室が2つあり、施術ヘッドは2台あるけど、スタッフが一人しかいないなど、そのサロンの営業時間内にシェアして使用することが出来ます。

 

どちらも、ある程度の道具一式が揃っているため、初期費用が殆どかからないというメリットがあります。

 

そのようなことから当スクールの卒業生もレンタルサロンやシェアサロンを利用しています。

 

ヘッドマッサージに最適な環境をつくりたい

 

ヘッドマッサージの資格を取得した私は、日頃の施術の中にヘッドマッサージを積極的に取入れようとしました。

 

しかし、勤務しているサロンでは、他のお客様とスタッフの話声や、扉の開閉時などの雑音があるため、ヘッドマッサージにとって良い環境とはいえませんでした。

 

そんな中、スタッフの一人が『レンタルサロン(マンションの一室)でやってみたらどうか』と提案してくれました。

 

私はそれまでレンタルサロンというものがあることすら知りませんでしたが、これならヘッドマッサージに最適な環境を提供できるぞ!と、思い切って挑戦することにしました。

 

オーナーも親切な方で、毎週土曜日(勤務しているサロンのお休み)を終日貸切りにしてくれました。

 

“週末限定のヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)専門店”の誕生です(^^)

 

サロン集客の内容

 

ヘッドマッサージの環境づくりのためにレンタルサロンをするにしても、集客ができなければ始まりません。

 

レンタルサロンを始めるにあたり、取り組んだことは以下の通りです。

 

・PRパンフ作成

・看板作成

・名刺作成

・指名客への声掛け(サロンオーナー承認)

・ブログ(アメブロ)

・ポスティング

・勉強と練習

・その他…

 

他にも色々細かいこともしましたが、ざっと思い出すとこんな具合で、とくにアメブロは当時ブログなんて書いたこともなかったので大変でした。

 

集客の結果と失敗した要因

 

結果を先に言ってしまうと、ブログタイトルにもあるように失敗しました。

 

 

結果はというと、

 

・ブログからのご来店は1名

 

・本業のサロンから来てくれた指名のお客様2名

 

・ポスティングでのご来店0件

 

・同じ職場のスタッフと、その紹介

 

・レンタル料が払えなくなって半年で終了

 

 

新規客は全くと言っていいほど取り込めなかったという散々な結果でした。

 

考えられる失敗要因としては、

 

・ブログの知識が無い  

(ある程度テクニックがいる)

 

・FacebookやInstagramなどのSNSに関心が殆どなかった  

(世の中の流れに興味なさすぎ)

 

・クーポンサイトを利用しなかった 

(出費が怖かった)

 

・知識と技術が一番大事と思っていた  

(施術スキルと経営スキルを分けて考えていない)

 

・立地戦略ができない  

(場所が先に決まっている)

 

・“週末限定”は自分の都合  

(戦略的でもなければお客様の為でもない)

 

・“レンタル”も自分の都合 

(気軽に借りることができてお店(みたいなこと)ができる)

 

・“土曜日”がダメ 

(意外とお客様からよく言われた。フットワークが重いのだとか)

 

 

他にも色々と要因はあげられますが、集客の知識が無かったという点が最大の要因だと感じました。

 

ヘッドマッサージに適した環境で施術を行う以前に、集客ができず、せっかく取得した資格も活かすことができませんでした。

 

 

レンタルサロンのデメリット

 

レンタルサロンで痛感したのは、

 

・立地戦略の大事さ

・自分の都合では絶対うまくいかない

・自己発信(アピール)は大切

・施術スキルと集客スキルは全く別物

 

この4点です。

 

とくに立地戦略ができない点は、レンタルサロンにとって大きなデメリットと感じました。

 

 

立地戦略とは、 自分が思い描いたお客様に合う場所にお店を展開する戦略のことです。

 

“どんなお客様がヘッドマッサージを必要としているか”

 

“どんなお客様に来てほしいか” “どんなお客様に提供したいか”

 

そんなお客様が集まりやすい(集客しやすい)“場所”はどんなところか

 

などを考えてお店を展開します。

 

 

かなりザックリとした説明ですが、レンタルサロンは場所が先に決まっているため、それができません。

 

 

“場所が決まっている”という点においては、自宅サロンも同様です。

 

 

このデメリットを補うためには、SNSなどのネット媒体で、積極的に 『ここに来る価値』 をアピールする必要があります。

 

それがうまくいけば集客を見込めるかもしれません。

 

レンタルサロンが向いている人・向いていない人

 

立地戦略のハンディキャップを考慮すると、お店として成り立たせるのが目的である人は、レンタルサロンは向いていないかもしれません。

 

逆に、「空いた時間で、友人や知り合いに施術をしたい」というようなスタンスの方には向いているのではないかなと思います。

 

・ヘッドマッサージに適した環境を作りたい

・あくまでも『副業として』なのでコストは抑えたい

・休日を有効に活用したい

 

このように、本腰を入れず、経験を充実させたい方にオススメです。

 

 

自分都合では上手くいかない

 

冒頭の内容に戻りますが、 私がレンタルサロンを選んだ理由は、何より“手っ取り早いから”です。

 

これは明らかに、お客様ではなく自分都合です。

 

そして“週末の土曜日”というのも、前述した通り「サロンが休みの日」であり、 私事を挟むと、 我が子の世話を妻に任せっきりにできる唯一の曜日(笑)・・・

 

という自分都合ですね。

 

レンタルサロンであれば失敗のリスクは小さくすみますが、本気で開業する際は、しっかりと顧客にフォーカスするべきです。

 

最後に

 

失敗してしまったのは残念でしたが、 実際に行動して得たこの経験は、何事にも代えがたい財産になりました(^^)

 

今こうして、これからサロン開業を考えている方に発信できていることや、スクールの資格講座で、自分の体験談としてリアルにお伝えできている時点で、価値ある失敗だったと自負しています。

 

今回のブログがセラピストの皆様のお役に立てれば幸いです。

 

 

配信日 2021年6月18日

更新日 2024年11月13日

 

※本内容は一般的な情報と執筆者による経験をもとに作成しており、医療的アドバイスを提供するものではありません。健康に関する具体的なご相談については、専門の医療機関にご相談ください。また経済的な安定や増収増益、所得の増加を保証をする内容ではありません。

 


福岡講座代表

この記事の執筆者

森脇 ゆう

 

インスタグラム福岡会場

 

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会

福岡代表講師

 

NPO法人日本ストレッチング協会

認定ストレッチングインストラクター

 

日本成人病予防協会認定

生活リズムアドバイザー

健康リズムカウンセラー

 

福岡市内で暮らしている2児のパパです。建築業界から、自身の腰痛をきっかけに施術業界に転向しました。以後、自身の経験から“お客様の生活に寄り添う施術”をモットーに活動しています。

セミナー講師としては、“生徒さんの学ぶ気持ちに寄り添う指導”をモットーとしています。  

 

 

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