ヘッドマッサージセラピストが知って役立つ東洋医学の学び

こんにちは!鍼灸師の神谷です。

 

東洋医学に興味があって本を読んだりしているけれど、難しくてお客様へのアドバイスには活かせていない。

 

そんなお悩みありませんか?

 

今回の記事はヘッドマッサージセラピストが知って役立つ東洋医学の知識について解説しています。

 

<この記事は以下のような人にオススメ!>

  • ヘッドマッサージに役立つ東洋医学の知識が欲しい
  • ヘッドマッサージでツボをうまく使いたい
  • 東洋医学の考え方を活かしたアドバイスをお客様に出来るようになりたい

※執筆者は医師ではなく、鍼灸師・按摩マッサージ指圧師、スクール講師として健康管理に役立つ情報を発信しています。 医学的な診断や治療は専門家への指導を受けてください。

 

ヘッドマッサージセラピストと東洋医学の講座

 

東洋医学とは

 

東洋医学とは、日本を含めたアジア地域に伝わる伝統医学の総称です。 鍼灸、漢方、薬膳などがあります。

 

西洋医学は悪い場所を検査などで見つけて取り除くことが得意な狩人の医学と言われる一方、東洋医学は身体の自然治癒力など生命力を高めることが得意な農耕の医学と言われています。

 

東洋医学には、病気の前段階である未病の状態を見抜き、病気にならないように予防するという予防医学の考え方があります。

 

健康診断や人間ドックでは異常はないけれど、疲れやすい、眠りが浅い、胃腸の調子がすぐれないなど、西洋医学では診断名がつかないような不調に対しても東洋医学は症状改善にむけてアプローチを行います。

 

また、東洋医学は悪い場所である患部だけを見るのでは無く、一人一人の体質や身体全体の状態を総合的に捉えて身体のバランスを整えるようなアプローチをするのも特徴です。

 

東洋医学的な体質に合わせた養生法を学び活かした生活を心がけることで、未病の段階で病を防ぐことが出来るとされています。

 

予防医学への興味関心が高まる今日、NHKなどのメディアでも東洋医学の効果を検証する報道がなされるなど、東洋医学への関心は膨らんでいます。

 


 

東洋医学を学ぶとサロン集客に役立つ訳

 

そんな東洋医学を学ぶセラピストも増えています。

 

どうしてヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)など、マッサージをするセラピストたちが東洋医学に興味を持ち学んでいるのでしょうか。

 

答えは、サロン集客に役立つからです。

 

東洋医学の学びがヘッドサロンの集客に役立つ3つの理由を挙げます。

 

  1. カウンセリング力がアップする
  2. ヘッドマッサージのツボ押しが変わる
  3. ヘッドマッサージセラピストなら知っておきたい東洋医学で考える頭皮と髪

 

カウンセリング力がアップする

 

東洋医学は患部ではなく全身状態を把握するために、非常に細かく問診をする医学です。

 

その問診のテクニックを学び、いつものカウンセリングに活かす事で、お客様ニーズを深掘りすることが出来ます。

 

カウンセリング力の要は、お客様のニーズをいかに的確にかつ深く探れるか。

 

東洋医学的なカウンセリングを学ぶ事で、お一人お一人のニーズに合わせた施術メニューのご提案や、体質に合わせたセルフケアアドバイスなどが出来るようになります。

 

東洋医学的なカウンセリングを学ぶ事で、生理痛や胃腸不調などヘッドマッサージとは関係ないお悩みも把握でき、ハンドマッサージや腸セラピーなど他のメニューのご紹介や、体質改善のアドバイスが出来たことで、信頼が増したという事例もあります。

 

このようなオーダーメイドのご提案が出来る事がお客様からの信頼度を上げ、リピーターの増加や、口コミによるご新規の獲得に繋がるのです。

 

 

ヘッドマッサージのツボ押しが変わる

 

気持ちが良いヘッドマッサージをするセラピストは力みません。

 

指に強い力を込めたマッサージは組織を傷つける可能性があり、施術後に不快感を招く原因にもなります。

 

しかし、お客様の中には強い刺激を欲する人も居ます。

 

この強い刺激を求めるお客様が満足される施術をしたいなら、ツボを的確に捉えたマッサージが効果的です。

 

指圧師として10年以上施術をする中で、強い刺激を欲するお客様へ対応してきましたが、強い力は不要でした。

 

それでもお客様が満足されてリピートして下さるのは、私がツボを的確に捉えられたからです。

 

強い刺激が欲しいと言われて、強い力でマッサージしなければと考えるのは間違いだと私は考えています。

 

しかし、鍼灸師でも指圧師でもないセラピストが、ツボを的確に捉えるのは至難の業です。

 

何年も沢山の人の身体を触ってやっと身につく技術なので。

 

そこで私は実技時間をしっかり担保したヘッドマッサージで使えるツボ講座シリーズを開講しています。

 

言葉で伝えるのは難しいツボを的確に捉え、お客様に満足して頂けるような技術を鍼灸師であり指圧師でもある神谷から直に学べる講座です。

 

ヘッドマッサージで行っているツボ押しが変わると、お客様の反応も変わります。

 

またツボ押しが上手になると、ヘッドマッサージの技術力もあがります。

 

実際受講された方の声もこちらのページでご紹介しています。

⇒ ヘッドマッサージで使える14のツボ講座

 

ヘッドマッサージで使えるツボ講座の授業風景

 

ヘッドマッサージセラピストなら知っておきたい東洋医学で考える頭皮と髪

 

ヘッドマッサージセラピストは、毎日沢山の頭皮を見ています。

 

堅い頭皮や柔らかい頭皮。

 

乾燥している頭皮やジメジメとしている頭皮。

 

実に個人差があると思います。

 

ヘッドマッサージをすることで、この頭皮の状態が健やかなトラブルのない状態になっていきます。

 

頭皮は頭髪の畑の土のようなもの。

 

頭皮の状態が良い状態なら、髪も健康的なコシや艶のある髪になります。

 

この畑の土の状態を改善していくという発想は、農耕の医学である東洋医学的な発想です。

 

東洋医学の場合は、頭皮はもちろん身体全体の土の状態を改善していきます。

 

頭皮が健やかなら頭髪も健やかになるという事を実感しているヘッドマッサージセラピストが、身体の自然治癒力や生命力という土の状態を良くしてあげることで身体が健康になるという考え方に共感してもらいやすいのもこのためです。

 


 

東洋医学的な体質とは

 

一人一人の体質に合わせたアプローチをするのが東洋医学。

 

ここまで読んで頂けた方は、その考え方をご理解頂けたと思います。

 

では、一人一人の体質とは一体なんなのでしょうか?

 

東洋医学では、身体に不調が起るとき、気血水に代表される構成要素が正しく機能しずらくなっていると考えます。

 

気血水とは、西洋医学で言う、神経や血液やホルモンなど体中を巡っている要素を指します。

 

そしてそれらが正しく機能しずらくなっているとは、例えば神経が圧迫されて痺れるとか、血行不良でコリが生じるとか、内臓の動きが悪くなり便秘になるといった状態です。

 

西洋医学では神経や血液などで身体の生理機能を説明しますが、東洋医学では気血水(時に精なども入ります)という独自の考え方で人間の生理機能を説明します。

 

気の流れが悪くのぼせたり、血の流れが悪くクマが出来たり、水が停滞してむくむなどです。

 

この気血水の状態が不足しているか、滞っているかでその方の身体の状態をまず把握します。

 

この気血水の状態がどうなっているかを問診を通して確認することで、その方の今の身体の状態である体質が分かります。

 

この身体の中の気血水の状態を把握するのは、漢方薬を処方する際や、薬膳の考えでも用いられます。

 

その上で、一歩踏み込んで更にその方の身体の状態を把握するために、気血水の状態が悪くなっている原因を探ります。

 

それが五臓六腑に代表される東洋医学的な内臓の働きを確認するのです。 この臓腑の状態は経絡を通じて体表に現れます。

 

顕著に臓腑の状態が分かりやすい箇所が経絡上の穴である経穴、つまりツボとなります。

 

つまりツボへの刺激を通じて、弱っている臓腑を整え、結果気血水のバランスも良くなり、その方の身体の状態も良くなる。

 

一般的に東洋医学的な体質という時は気血水の状態や臓腑の状態がどうなっているかを表す言葉になります。

 


 

東洋医学に関連する資格を取得したい

 

日本で東洋医学に関連する資格の代表は鍼灸師です。

 

鍼灸師は少なくとも3年間専門学校や大学に通い、その上で国家試験に合格することで取得できる資格です。

 

この記事を書いている神谷も11年前に大阪にある行岡鍼灸専門学校を首席で卒業し、国家資格にも合格した鍼灸師です。

 

ちなみに、鍼灸も医療行為。

 

人に施術をするには医師免許か鍼灸師免許が必須になります。

 

また漢方を代表する薬を用いた東洋医学的に関連する仕事と言えば、薬剤師です。

 

漢方薬の処方には薬剤師の資格が必要です。

 

国家資格を取得するには時間もお金も労力も必要になり、大人になってから気軽に取得出来るものではありません。

 

もう少し気軽に、独学よりもしっかりと東洋医学を学びたい人の為に民間資格もたくさんあります。

 

食養生について学びたい人向けの薬膳講座や、慰安行為として行う足ツボマッサージや耳ツボジュエリー講座などもあります。

 

東洋医学を学ぶと、未病の段階で元気になる知恵がもらえます。

 

その為、セラピストをしながら、一般の方よりも少し踏み込んだ東洋医学の知恵を学びたい。

 

そう考え講座を探している人も多いです。

 

ただ、民間資格はたくさんあって、どれがいいか迷いますよね。

 

受講を決めたけれど、結局よく分からないまま終わったり、高い受講料を支払ったけれど仕事が忙しくてスクールに通えず挫折したというお声も聞きます。

 

そんなセラピストさんの東洋医学の学びに特化したのが、鍼灸師神谷が監修、講師を務める東洋医学アドバイザー資格講座です。

 

この講座では、東洋医学の基本となる気血水や五臓、季節の養生について完全オンラインで解説しています。

 

難しかったり、分からないところはいつでも神谷本人にメールで確認可能。 完全オンラインで受講期限もないので、自分のペースで学べます。

 

認定試験に合格すれば、東洋医学アドバイザーという東洋医学関連の資格も取得出来ます。

 

東洋医学アドバイザー講座

東洋医学の知恵を生活に役立てるのにピッタリの資格講座

 

また試験を受けて終わる一般的な資格講座とは違い、この東洋医学アドバイザー講座はフォローアップ態勢が非常に充実しています。

 

学びを深めるために、隔月で無料オンライン相談会を開催。 ここでは受講生からの様々な質問に鍼灸師神谷が回答したり、オススメの東洋医学の本を紹介、解説したりしています。

 

ここまで親身に寄り添って、東洋医学に関することならいつでも鍼灸師神谷先生に聞ける。

 

「この内容でこの価格は安すぎる!」そう言われている講座です。

 

もし東洋医学を学んで、その証拠として東洋医学関連の資格を習得したい! そう思われているなら、ぜひ下記ページをご覧になってください。

 

 

この記事の作成日2024年12月20日

 


この記事の執筆者

3ヶ月先まで予約の取れない 鍼灸・あん摩マッサージ指圧師

神谷 江代

 

「年のせいと諦めないで!」をモットーに、体質改善から美容鍼灸までトータルケアを行う施術家。  

 

完全自費施術、完全予約制の施術は3ヶ月先まで予約が埋まっている。

 

また、施術だけでなく、国立大学大学院で生理学を専攻。

 

鍼灸あん摩マッサージ指圧師の専門学校を首席卒業という今まで培った知識と、臨床経験を伝える講師としても活躍。

 

専門的になりすぎず、分かりやすいと好評。

 

施術家向け講座、市民向け講座と幅広い実績を持つ。  

 

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