いつもヘッドライフ通信をお読みいただき誠にありがとうございます。
一般財団法人日本ヘッドセラピスト認定協会・福岡代表の森脇です。
私が企画から立ち上げた「眠れる身体をつくるストレッチ講座」は通称「ねむスト」として定着しつつ好評をいただいております。
今回は、ヘッドマッサージセラピストが教えるストレッチ活用法!として以前、東京会場で開催したねむスト講座後にいただいたご質問を共有すると共に、ストレッチをヘッドマッサージやボディケアに活用するための方法についてお伝えしたいと思います。
施術に役立つ内容になっているので、当スクールの卒業生は資格の有無に関わらず、ぜひ最後までお読みください。
※執筆者は医師ではなく、スクール講師として一般的な健康管理に役立つ情報を発信しております。 医学的な診断や治療は専門家への指導を受けてください。
眠れる身体をつくるストレッチ講座(ねむスト講座)の受講生からご質問をいただきました。
ご質問いただきありがとうございます。
私はストレッチを、ボディケアにもヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)にも活用しています。
いずれも相乗効果が期待できますね。
ボディケアやヘッドマッサージにストレッチを活用していくうえで覚えておきたいのは、『施術の組合せによってストレッチの目的や活用方法が異なる』ということです。
以下、例をあげていますので参考にしてみてください。
ボディケアをご希望の方は、身体的な不調(主に筋疲労)を感じてらっしゃる方が多いですので、ボディケアにストレッチを活用する目的は「関節可動域の改善」と仮定します。
筋肉のこわばりが強いと、関節の動きが悪くなって不調の連鎖が生じます。
関節可動域を改善するということは、その方の柔軟性を保つことに繋がるわけですから、筋疲労の予防に効果的です。
また、ストレッチの施術で関節を動かすことは、インナーマッスル(深層の筋肉)へのアプローチにもなるので、ボディケアの効果を持続させる作用も期待できます。
ボディケアの効果の持続性を考える際、筋肉は深層・浅層共に、筋膜の繋がりによって影響を及ぼし合っていることも覚えておきましょう。
ストレッチした部位だけでなく、その部位に関連した筋肉にもポジティブな効果が期待できるため、施術の組立てに役立てることができます。
他にも、ガチガチに固まった体を指だけで揉むというのは、正直しんどいと感じることもありますよね(^-^;
セラピストの負担を減らすという意味でも、ストレッチは有効な手段だと感じています。
ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)をご希望の方は、自律神経の不調や不眠に悩まれている方が多いですので、ここでのストレッチを活用する目的は「副交感神経を優位にする」ということに重きを置いて考えてみます。
ストレッチには「副交感神経を優位にする」といった、いわゆる“リラクゼーション効果”が科学的にも認められており、筋肉及び血管の弛緩作用に繋がります。
参考文献:モータ制御の駆動による下腿三頭筋に対する静的ストレッチングのリラクセーション効果(第1報)
─ストレッチング後の主観的気持ち良さと自律神経機能
筋肉の弛緩作用は脳への血流はもちろん、体全体の血流改善に効果的です。
ヘッドマッサージでは、いかに施術中にリラックスしてもらうかが肝心なので、ヘッドマッサージの前に『気持ちいい』と感じる程度のストレッチを取入れることで、リラックス~入眠作用を促す効果が期待できます。
また、ストレッチを行う際は、柔軟性の個人差や左右差、痛みの有無や、関節の詰まりなど、確認事項が多くあります。
これらの確認はコミュニケーションでもあるので、ヘッドマッサージの前に安心感を与えることや、信頼関係を築くことにもつながります。
他にも・・・
「眠れる身体をつくるストレッチ講座(ねむスト講座)」はその名の通り、不眠に悩むお客様が、施術中、または日常的にゆったりと眠れるようになってもらうことを目的としています。
そのため、ヘッドマッサージの前にストレッチを施すことを前提としていますが、ヘッドマッサージの後に、リフレッシュとして活用することも可能です。
施術後にストレッチをすることで、スッキリ目覚めることができるので、施術の前後に取り入れるのもいいかもしれませんね。
私が勤めているサロンは、ボディケア専門サロンだったので、圧倒的に「揉んでほしい」といわれるお客様が多かったです。
したがって、ストレッチ単品よりもセットメニュー(相乗効果メニュー)の方が好まれる傾向がありました。
セットにする時に大切なのは、セットにすることによってメイン施術(ヘッドマッサージやボディケア)にどんな相乗効果をもたらすのかを、わかりやすく伝えることです。
単に「アレもありますコレもあります」では、コンセプトに一貫性を感じられず、“何でも屋”になってしまう恐れがあるので注意しましょう。
他にも、ヘッドマッサージ・ボディケア・ストレッチを全て活用することもできます。
例えば
・ボディうつ伏せ揉み40分
・ボディ仰向け揉み20分
・ボディ仰向けストレッチ20分
・ヘッドマッサージ40分
合計120分
というような、スペシャルコースを設定するのもアリですね。
上の例だと、ストレッチの占める割合は全体の1/6ですが、「関節可動域の改善」も「副交感神経優位」も、どちらも相乗効果としては充分です。
最後に改めて当スクールの『眠れる身体をつくるストレッチ講座』についてご紹介させていただきます。
本講座は、不眠に悩むお客様と、ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)で成果を出したいセラピストのための “眠れる身体つくり”をテーマにしたストレッチ講座です。
また、『力に自信がなくてもできる』といった裏テーマがあり、簡単かつ効果的な方法を提案します。
☑ 不眠症の助けになる技術がほしい
☑ ヘッドマッサージでお客様が中々寝落ちしてくれない
☑ 施術の前後に追加できるコースがほしい
☑ オプションを充実させたい
☑ 相乗効果コースを増やしたい
☑ 家庭でも気軽にできるケア方法を知りたい
☑ ヘッドマッサージ前の身体の施術をもっと充実させたい
当スクールの資格講座の卒業生をはじめ、上記のお悩みを持つ全てのセラピストさんにオススメの講座になっております。
この機会に是非ご検討下さい。
作成日:2023年09月20日
更新日:2025年04月14日
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森脇 ゆう
一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会
福岡代表講師
NPO法人日本ストレッチング協会
認定ストレッチングインストラクター
〒812-0036
福岡市博多区上呉服町14-26ルアパレス上呉服201号
・その他:初心者向け無料動画
江口征次
ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家
Head Life(ヘッドライフ)代表
株式会社ヘッドクリック 代表取締役
リラクゼーションサロンの経営
・頭ほぐし専門店atama代表
・ヘッドスパ専門店atama代表
商品
・日本初、ヘッドマッサージ施術用枕の販売
・日本初、業務用ヘッドマッサージオイルの販売
登録商標
・頭ほぐし専門店atama 登録5576269
・頭ほぐし整体院 登録5977517
・骨相セラピー 登録5790990
ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家として、2010年よりヘッドセラピスト養成講座を開始し、日本全国、海外からも受講がある人気ヘッドマッサージ資格講座を主催している。
サロンでの経験からお客様の心理を理解した施術手順、手技の効果を体感しやすい施術手順を「戦略的手順」と称してお伝えしており、好評を得ています。
【登録商標】
頭ほぐし専門店atama 登録5576269
頭ほぐし整体院 登録5977517
骨相セラピー 登録5790990
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