いつもヘッドライフ通信を読んでいただきありがとうございます。
ヘッドマッサージ資格講座、卒業生の森脇です。
今回は、ブラッシュアップセミナー開催にあたり、サロンの現場で実際にあった出来事を交えながら、ボディケアセラピスト・ヘッドセラピストの視点で、健康意識の高いお客様を後押しする方法についてお話しさせていただきます。
サロンには色んなお客様がいらっしゃいますが、“自分の身体は自分で何とかする”という健康意識の高いお客様は、とくに好感がもてます。
お客様の方から 「家では自分でこんなケアをしています。」 「前回教えて頂いた方法を試したら調子がいいです。」 という声をいただくと、その気持ちを後押ししたいという思いが高まり、仕事にも活気が出ます。
ヘッドマッサージ資格講座で学んだ「リラクゼーションサロンは治すところではなく、予防するところ」という業界のポジショニングからみても、『自分の身体は自分で何とかする・・・だけど困った時はサロンに頼る』という考え方は、サロンとお客様の付合い方の理想といえます。
ヘッドセラピストは、自分の社会的ポジション・役割をきちんと把握しておかなければいけません。
しかし中には困った方もいらっしゃいます。
どんな方かというと、ズバリ我流(自己流)の方法でセルフケアをされている方です。
誤解の無いように補足すると、我流のすべてが悪いということではありません。
エビデンスの有無に関係なく、それをすることにより心身共に満たされるのであれば、お客様にとっては有意義な側面もあるでしょう。
しかし、健康の後押しすることにおいては、もっと効率的なセルフケアの方法を知ってほしいと思うのがセラピストの本心です。
お客様本人が、我流であみだしたセルフケアが自分に合っていると信じているため、中々提案を聞いてもらえないという点については、ちょっとした弊害になるケースも少なくありません。
こういう場合、方法論は効果的ではありません。
ここでお客様が聞く耳を持つか持たないかを左右するのが、専門知識の豊富さです。
セルフケアを新たに提案する時は「この方法だともっと効果的で簡単ですよ。なぜならば・・・」
という理由の説明が重要です。
専門知識を専門的になりすぎないように注意し、言葉を噛み砕きながら上手く伝えましょう。
さらにお客様の我流の方法を否定するのではなく、添削・提案・応用してあげることも重要です。
専門知識を活かして、お客様の努力に足し算や引き算をして、お客様にピッタリな方法を提案していきましょう。
私が実際にお客様に提案しているセルフケアの方法は、ベーシックでシンプルなものばかりです。
基本的かつ、シンプルな方法だからこそ出せる効果があることを知っているので、自信を持ってお伝えしています。
“形だけ”のセルフケアなら、できている人はたくさんいらっしゃいます。
そこに理論的なアドバイスと工夫を加えることで、 『こんな簡単なことで痒い所に手が届くのか!』という発見と驚きを届けることができます。
『いい話きいた』『今日来てよかった』『なんか得した気分』と、喜んで帰っていく姿を見ると、基本の大切さを再認識すると同時に、基本がしっかりとしていることが、お客様の健康意識の後押しに繋がるのだなと強く感じます。
今回は『ヘッドマッサージ資格講座の卒業生が考える、お客様の健康意識を後押しする方法』と題して、専門知識をかみ砕いて伝えることや、基本をおさえたシンプルな方法の大切さをお伝えしました。
我流(自己流)のセルフケアも、否定から入るのではなく、お客様の気持ちに寄り添った提案をするように心がけていきましょう。
ヘッドマッサージ講座を受講された卒業生の皆さんは、「セルフケア」と聞くと「自分で頭を揉むこと」を想像するかもしれませんが、講座でもお伝えしている通り、頭と身体は筋肉や筋膜で繋がっています。
そういった意味でも、頭だけでなく身体のセルフケアにも目を向けてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
作成日2019.8.10
更新日2024.11.23
森脇 ゆう
一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会
福岡代表講師
NPO法人日本ストレッチング協会
認定ストレッチングインストラクター
【登録商標】
頭ほぐし専門店atama 登録5576269
頭ほぐし整体院 登録5977517
骨相セラピー 登録5790990
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