いつもヘッドライフ通信をお読みいただきありがとうございます。
ヘッドマッサージ資格講座・福岡担当講師の森脇です。
今回は、4/16(水)に福岡会場で予定している『肩甲骨はがし講座』『アームライン集中講座』についてご紹介します。
この企画は、ヘッドセラピスト必須のテーマである「緊張型頭痛の改善」にフォーカスし、腕・肩・首・背中(肩甲骨)へのアプローチを1日でマスターしよう!という取り組みです。
主に、下記に各当するヘッドセラピストにおすすめの講座です。
※執筆者は医師ではなく、スクール講師として一般的な健康管理に役立つ情報を発信しております。 医学的な診断や治療は専門家への指導を受けてください。
今回のコラムでは、肩甲骨はがし・アームラインそれぞれの【解説】と、緊張型頭痛との【関連】について紹介します。
当協会の資格の有無を問わず、スクール卒業生の方はぜひ最後までお読みください。
ここでは肩甲骨はがしの解説と、緊張型頭痛と肩甲骨はがしの関連についてお伝えします。
当スクールの資格講座を受講する方の中には、“ヘッドマッサージは施術部位が頭部だけだから自分にもできそうだと思った”という理由でヘッドセラピストを目指す人もいらっしゃいます。
もちろん受講動機に良し悪しはありませんが、プロのヘッドセラピストとして長期的に活動していくためには、頭部以外にも目を向けることが必須となります。
なぜなら、緊張型頭痛をはじめとする様々な不調は、不調を感じている部分以外が引き金になっているケースがとても多いからです。
つまり、緊張型頭痛で感じる頭部の痛み(不快感)は、肩甲骨周りの筋肉の硬直が引き金になっているケースがあるということです。
そのため、当スクールでは、緊張型頭痛のことを“肩こり頭痛”や“首こり頭痛”と呼ぶ場合があります。
肩甲骨はがしは、肩こりや背中のハリにお悩みの方にとくに有効なアプローチです。
肩甲骨は、とても広い可動域を持ちながらも、日常動作の中ではそれをフル活用する機会はめったにありません。
それゆえ、血行不良に陥るケースも少なくなく、結果として肩こりや背中のハリに発展します。
肩甲骨はがしは、血行不良の改善効果が期待できる他、呼吸にも影響を与えるため、脳や腸の疲れにも有効なアプローチだといえます。
また、コンビニでも肩甲骨はがしに関する本が置いてあるほど、世間からの関心(ニーズ)が高まっており、肩こりの予防・改善のメニューとして人気があります。
ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)専門のサロンであっても、肩甲骨はがしをメニューに取り入れることは、顧客満足度を向上させ、リピーターの獲得にもつながります。
肩甲骨はがしは“17もの筋肉にアプローチできる施術”として知られていますが、施術部位のメインであり、緊張型頭痛改善のカギになるのは僧帽筋という筋肉です。
僧帽筋は背面にある大きな筋肉で、その付着範囲には頭部と肩甲骨も含まれています。
僧帽筋の硬直によって肩甲骨に可動制限がかかり、血行不良を誘発すれば、自ずと頭部にも影響が及ぶ可能性があります。
つまりヘッドセラピストは、単純に「緊張型頭痛=肩こり頭痛」と認識し、肩もみだけで終わらせるのではなく、僧帽筋のコンディションや、肩甲骨の動きにも注目することが、緊張型頭痛を改善するうえでとても大切です。
ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)と肩甲骨はがしの組合せは、僧帽筋へのアプローチの質を高めるため、高い相乗効果が期待できます。
ここからはアームラインの解説と、緊張型頭痛とアームラインの関連についてお伝えします。
前述したように、緊張型頭痛をはじめとする様々な不調は、不調を感じている部分以外が引き金になっているケースが少なくありません。
この引き金になっている部分を予測する際に覚えておきたいのが、筋膜の繋がり(筋膜ライン)です。
筋膜ラインは、筋肉の動きや力を伝える道のようなもので、疲労も筋膜ライン上で伝えあいます。
したがって、セラピストは筋単一で施術するのではなく、筋膜ラインを意識した施術を行うことが大切です。
ヘッドセラピストが頭以外に目を向けることが必須であるとしたのはこのためです。
とくにアームラインへのアプローチはヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)との親和性が高いため、ぜひ覚えておきましょう。
アームラインは前後の浅層・深層、合計4つの筋膜ラインが存在し、腕と体幹の筋肉の動きと、力を伝えあう働きがあります。
例えば、ものを強く握りしめる時の握力は、浅層フロントアームラインの広背筋・大胸筋から、腕と手のひらに伝達されて発揮される力です。
浅層アームラインには、腕や肩の動作に関わる筋肉が主に含まれ、深層アームラインは肩関節や肩甲骨の安定に加え、呼吸を助ける筋肉も含まれます。
したがって、筋疲労だけでなく、自律神経系の疲労改善に注力しているヘッドセラピストも施術必須のラインといえます。
また、アームラインは日常動作でもっとも多く使われ、疲労をため込みやすいラインといわれています。
セラピストはサロンでの施術だけでなく、セルフケアのアドバイスも充実させておきましょう。
筋肉は筋膜を介して連動しているため、もちろん腕の疲労も緊張型頭痛の原因になる可能性があります。
アームラインを観察すると、前腕の筋肉が僧帽筋や大胸筋に、上腕の筋肉がその深部に影響を及ぼしていることがわかります。
それぞれが、頭部の不快感や、猫背に関連していることから、腕の疲労の改善が緊張型頭痛にポジティブな影響を与えることが考えられます。
腕の疲労は、肩こりや首こりのように、わかりやすく不快感として表れにくいため、ケアを怠ってしまうケースが少なくありません。
ヘッドセラピストはお客様のライフスタイルなどをもとに、うまくアームラインへのアプローチとヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)を組合せるようにしましょう。
ヘッドセラピストは、緊張型頭痛だからといって頭部~肩だけでなく、その原因がどこから来ているのかを予測し、お客様一人ひとりに合ったオーダーメイド施術を心がけましょう。
ヘッドマッサージ資格講座でもお伝えしているように、筋疲労の場合、不調を感じているところは結果であり、原因は別なところにあることがほとんどです。
その傾向が顕著に表れるのが緊張型頭痛です。
リラクゼーションにおける頭痛へのアプローチは、揉みほぐしやストレッチという物理的な効果だけでなく、コミュニケーションによって生まれる癒しの効果も期待できます。
したがって、施術の際は手技テクニックに偏らないように心がけ、丁寧な施術も忘れないようにしましょう。
肩甲骨はがしや、アームラインへのアプローチをヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)に組み合わせるメリットは、緊張型頭痛への効果以外にもたくさんあります。
ヘッドセラピストはこれらを把握し、サービスの向上に活かしていきましょう。
1. 血流とリンパの流れが促進される
2. 首や肩の負担軽減
3. 姿勢改善と疲労回復
4. 頭痛や眼精疲労の軽減
5. 施術効果の持続性向上
このように、ヘッドマッサージにアームラインへのアプローチや肩甲骨はがしを組み合わせることで、緊張型頭痛だけでなく、体全体の調整ができる点が大きなメリットです。
今回は、4/16(水)に福岡会場で予定している『肩甲骨はがし講座』『アームライン集中講座』についてのご紹介を皮切りに、肩甲骨はがしとアームラインの解説と、それぞれのアプローチが、緊張型頭痛とどのように関連しているかをお伝えしました。
『肩甲骨はがし講座』は、ヘッドマッサージ資格講座はもちろん、腸セラピー資格講座・ハンドリフレクソロジー資格講座・リンパセラピー資格講座を受講したスクール卒業生であれば、どなたでも受講可能です。
『アームライン集中講座』は、ヘッドマッサージ資格講座の卒業生限講座ですが、ヘッドセラピストの認定資格の有無を問わず、受講いただけます。
この機会にぜひご参加ください。
また、緊張型頭痛だけではなく、様々なセラピーとの親和性がある内容になっております。
一緒に楽しく学んでいきましょう(^^)
作成日:2025年02月24日
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森脇 ゆう
一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会
福岡代表講師
NPO法人日本ストレッチング協会
認定ストレッチングインストラクター
〒812-0036
福岡市博多区上呉服町14-26ルアパレス上呉服201号
・その他:初心者向け無料動画
江口征次
ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家
Head Life(ヘッドライフ)代表
株式会社ヘッドクリック 代表取締役
リラクゼーションサロンの経営
・頭ほぐし専門店atama代表
・ヘッドスパ専門店atama代表
商品
・日本初、ヘッドマッサージ施術用枕の販売
・日本初、業務用ヘッドマッサージオイルの販売
登録商標
・頭ほぐし専門店atama 登録5576269
・頭ほぐし整体院 登録5977517
・骨相セラピー 登録5790990
ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家として、2010年よりヘッドセラピスト養成講座を開始し、日本全国、海外からも受講がある人気ヘッドマッサージ資格講座を主催している。
【登録商標】
頭ほぐし専門店atama 登録5576269
頭ほぐし整体院 登録5977517
骨相セラピー 登録5790990
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