本日は、ある卒業生の話です。
その方は、男性です。
すでに美容や整体のサロンを数店舗所有しており
ヘッドマッサージ講座を受講しました。
数か月後、彼が私に言うのです。
「江口先生、新しいブランドを立ち上げました。」
新店舗のことを「ブランド」というのです。
なるほど、
ここが、他の卒業生と違うところなのか。
経営者として
真剣にサロンを売り出そうとする意識。
当スクールの生徒さんの半数は
経営をしたことがない人、
または、
小さなサロン経営者ですが
ブランディングの意識がない人がほとんどです。
たとえ自宅サロンにて
一人で働いていても
副業や週末起業でやっていたとしても
世の中にサービスを売っている時点で
「ブランド」という意識は必要です。
このブランドの意味を調べてみると
「意味ある差」と出てきます。
さらには、「識別」するという意味もあります。
ブランドとは、「識別できる意味ある差」なのです。
つまるところ
今のサロンに、他店と異なる差があるか
セラピストの自分に、他者と異なる差はあるのか
という話になります。
それを見つけられたら
「強み」「ウリ」になるのでしょう。
難しいですね(;’∀’)
経営者って本当に大変です。
仮に
ブランド・強み・ウリが決まっても
自分自身に浸透させ、
スタッフに浸透させ
ホームページやチラシなど一貫性を出し
イメージとしても認識できないと
お客様や地域社会には浸透しない・・・
これは何年もかけて
地道にコツコツやる作業で
とても大変です。
「社長は孤独」と言う人が多いですが
それはたぶん、
スタッフに浸透させるのが下手なだけです。
もしくは、
情熱を向けるところや価値観が
そもそも異なるスタッフを
雇ってしまったのかな?
なので私の場合、
一所懸命に説明しても行動できない人は
心から理解できでいない人なので
容赦なくクビにしています。
理解してもらえない時は
孤独を感じますが仕方がありません。
「強み」「ウリ」は、
組織の理念・ミッションに繋がるものです。
○○という強みがあるから
○○というミッションが成し遂げられる
なので当店の理念は○○なのです。
そのため、私は○○の行動をします。
このように
スタッフに浸透すれば強いチームになれます。
強いチームになれば、
社会に貢献できることも大きくなります。
なので
理解できず、行動に移せない人は…クビ( ゚Д゚)
私の話は置いといて、、、
先日のメルマガでは
「大義名分がないセールは避けた方がよい」
「セールをしないと売れないのは商品に問題がある」
みたいな話を書きましたが
大義なくセール!セール!セール!の乱発は
ブランド価値を下げることになります。
もちろん、
【どこよりも安く】【お値段以上!】というブランド戦略もあります。
しかし、物販ならよいのですが、
私たちのような肉体労働(労働集約型産業)は辛いですね。
体が壊れます。
それなら、一層の事、
当店は、利益を気にしていません。
社会福祉の精神で
地域社会の健康や心の安定のために
誠心誠意、働きます!
自宅サロンで家賃がかからないため
60分コース1,500円です!
こんなメッセージが
チラシやホームページにでかでかと書いてあったら
どうでしょう?
なんか怖くて、来店しにくいですが
ちゃんとした施術なら口コミで繁盛するはずです。
そして、
貯金はできないと思いますが
お客様は優しい人が多いので
米や野菜や日用品など、
お客様からの差し入れは沢山もらえて
お金以外は豊かになって、
感謝をたくさんもらえて
気持ちが良い生活はできそうですね。
極論になってしまいましたが、
これも「ウリ」「個性」の一例です。
(極論でないと、もはや強みにならないのかな?)
しかし、そんな店が近くにできたら嫌ですね。
よく言われのは、
お客様の気持ちになって
「こんな店があったらいいな」と考え
自分のサロンに落としこむ
ですが、
ライバル店の気持ちになって
「こんな店があったら嫌だな」
と考えても良いかもしれません。
まぁ、とにかく
いろんな角度から考えて、悩んで、失敗して、
ブランド(識別できる意味ある差)を確立しなければ、、、
ですね。
コロナ禍でも勝ち組になるために。
このメルマガは2020年6月23日に配信しました。
☑科学的根拠があるヘッドマッサージ
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☑動画:癒しを科学する!54の質問!
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