東京代表の大八木です。
つい先日、セロトニン研究の第一人者である有田教授に当協会のヘッドマッサージを受けていただき、その後、対談を行いました。
卒業生の皆様からたくさんご質問を募集しましたが、個別でお返事しておりません。何卒ご了承くださいませ。
ヘッドライフ通信(Youtube動画)で皆さんとシェアする形でお答えしていこうと考えております。
何卒、ご了承くださいませ。
対談動画はこれから編集します。
不慣れなのでしばらくお待ちくださいませ<(_ _)>
さて、今回は少しセロトニンの知識を復習したいと思います。
セロトニンは、どんな時に分泌されるのか?
ここが曖昧なっている方が多いのでセラピストさんにはしっかり理解していただきたいです。
まず、 セロトニンが分泌されている時間です。
気持ちよくなったとき、癒されたときに分泌されると思っている方がおりますが、、、
これは、気持ちよいと感じたことで、
オキシトシンが分泌され、そのオキシトシンがセロトニン神経を活性化して分泌したということです。
先日の対談で有田先生が心配していたのは、
「セロトニンとオキシトシンを一緒に考えないで。違うものだから。それぞれの働きを理解してください。」
ということです。
正確には、 朝起きてから寝るまでの昼間はセロトニン神経が働いてセロトニンを常に分泌しています。
誰でも分泌しています。
大人も子供も同じです。
朝は寝坊しないで起きて、太陽を浴びて目を覚ますのが体内リズムを整えるにも良いのです。
それがセロトニン分泌を安定的にしてくれます。
そして、どんな働きをしているか?
簡単にお伝えしますと、
①大脳皮質(思考の領域)に働きかけ、しっかり覚醒させる
② 大脳辺縁系(心の領域)に働きかけ、不安を形成する神経システムを鎮める
③自律神経の上位中枢に働きかけ、交感神経と副交感神経のバランスを整える
④ 姿勢筋、抗重力筋を支配する運動ニューロンに働きかけ、姿勢や顔つきをシャキッとさせる
⑤全身からの痛覚伝導に介入して、鎮痛効果を発揮する
⑥前頭前野に影響を与えて、共感や直感の機能を活性化す。
お気づきでしょうか?
朝から元気に活動できたり、寝起きがシャキッとしたり、 昼間に元気に活動するためにはセロトニンが不可欠なんです。
それが、昼間のストレスによりセロトニン神経の働きが悪くなり、分泌が減ってしまうのです。
セロトニン神経はストレスに弱いのです。
そして、長い時間ストレスを受け続けているとどんどん神経の働きが弱ります。
精神安定のお薬でセロトニンを調整するお薬がありますが
それは一時的に分泌の濃度を増やしているだけで、セロトニン神経の活性化にはなってないそうです。
有田先生や私たち協会スクールがおすすめしているセロトニンの活性化とは、
「弱ったセロトニン神経の働きを活性化していくことです。」
セロトニン神経の働きが活性化すれば、セロトニンの分泌が増えるということです。
そう言った意味で私達セラピストは、「セロトニンを分泌しましょう!」とお伝えしているのです。
セロトニン神経活性化の方法がこちらです。
主に3つです。
① 太陽を浴びる
② リズム運動
③ グルーミング
これらは、 実はよく考えると人が生きていくために、生活していくためにしていることです。
昔から、人は太陽とともに起き活動し、歩行、咀嚼、呼吸をして生活してきました。
帰宅すれば家族がいておしゃべりしながら晩御飯をいただき、今日の出来事を話す。
自然とセロトニン活性をしていたのですね。
現代はいかがでしょう。
昼夜逆転、
太陽を浴びれない建物の中、
歩かない、
食べない(噛まない)、
話さない(ラインで済ます)、
姿勢が悪く呼吸が浅い・・・・
まったくセロトニン神経を元気にしていない生活を送っているのです。
そして夜は、太陽を浴びてから14~16時間後にメラトニンの分泌がはじまります。
このメラトニンの原料がセロトニンになるわけです。
夜までに十分分泌していれば、良い眠りにもつけるというわけです。
人が元気に過ごし、心穏やかに過ごすにはこんな日常でできるセロトニン神経の活性化が必要なのです。
セロトニン神経が弱り、
セロトニン分泌が減り、
心の平常心が保てなくなり、
イライラしたり、
朝起きるのが辛くなったり、
原因不明の痛みがあったり、
夜眠りにくかったり、
そんなことがおきます。
理由がわかれば、そこにアプローチしていけばよいのです。
私は、セロトニン神経の活性化を皆さんがどんどん発信していってくださればよいなぁと思っています。
自分で活性化できないなら、私達がセロトニン神経の活性化ができるヘッドマッサージを提供していくのも1つの手段だと思います。
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当協会の科学的根拠があるヘッドマッサージ
このメルマガは2020年3月7日に配信しました。