樸原流うつ抜け(約束事)

ヘッドマッサージ講座卒業生の樸原です。

 

 

私は普段、介護施設で働きながら、

 

日本茶インストラクターとして日本茶講座をしております。 

 

 

これまでに食事や瞑想、起床・就寝、ラジオ等、

 

様々なルーティンを紹介して参りました。

 

 

 

 

今日はルーティンに似た「約束事」のお話しです。

 

 

 

 

 

私の施設相談員としての日中の仕事量は結構不定期で

 

一週間ほとんど施設に居ない事もあれば急に手が空く事もあります。

 

 

 

ただ概ね一つの仕事が終わる前に電話が鳴り、

 

その業務の対応中にやりかけの仕事を寝かせ、

 

 

 

寝かせた仕事に戻ろうとすると

 

新たな電話や 最初の電話の返答があったりと、

 

 

 

 

小さなファイルの山々が

 

テトリスの棒待ちのように部分的に積み上がるように進んでいきます。

 

 

 

それはそれで飽き性の私には

 

毎日違う仕事で 性に合っているのですが、

 

 

 

前述の様に津波の如く

 

一気に仕事が積み上がった時は、

 

 

約束事として計画的な『休憩』を組むようにしています。

 

 

 

 

 

施設外での会議が終わり帰社した後や、

 

 

 

提出書類を出し終えた後、

 

 

 

また疲れが出やすい金曜日のお昼前は

 

 

 

わざわざ少し手を止めお茶を飲みます。

 

 

 

 

 

忙しい時や早く施設に戻りたい時等、

 

やや抵抗を覚えつつ途中で中断し敢えて

 

ブレイクを入れる事も無いのですが、

 

 

 

以前にこんな事件がありました。

一週間ほとんど出ずっぱりの最後の金曜日、

 

その日も昼食時間は30分も無く急いでご飯を食べ

 

施設の利用者さんのお迎えに行く時でした。

 

 

 

この時はちょうど

 

前日の木曜日に同僚の態度で納得がいかない事があり、

 

 

 

 

忙しさプラス

 

人間関係のモヤモヤを引きずった状態で

 

 

 

車をバックに発進させました。

 

 

 

私の施設は同敷地内に別の会社もあり

 

そこの職員さんの車の乗り入れもあります。

 

 

 

 

そうです、、、

 

 

 

車を発進させた直後に

 

敷地から出ようと停車していた

 

その会社の職員さんの車に当たってしまったのです。

 

 

 

 

幸い乗っていた方に怪我はなく、

 

 

何より不幸中の幸いは、

 

 

直接当たったのが人で無かったという事です。

 

 

 

但し、この時点で送迎が遅れ、

 

ぶつかった相手側は勿論その家族、

 

 

利用者さんやスタッフ全員に迷惑を掛ける事になりました。

いつもであれば

 

車の初動時は癖でバックミラーを 見るのですが、

 

 

 

 

当時ガシャンと衝撃が来た時も

 

 

頭が少しぼんやりして

 

何か水の中に居る様で、

 

 

 

後ろを振り返り初めてぶつかったという

現実味が足下からジワジワ帯びてくる様な感じでした。

 

 

 

そして事故後、

 

うな垂れている私に施設に居た二人のスタッフからは、

 

 

 

『最近忙しすぎる。私が社長にちゃんと樸原さんが食事時間取れるように言ってあげる。』

 

 

 

『幸いケガ人が無いし当たったのが人じゃなかった。後はやっとくから少し休みな(笑)』

 

 

 

 

と言われ、社長と同僚からも

 

 

 

『ケガ人は居なかったし対応も大丈夫だったんだから。いつか誰かがやるならまだ樸原さんで良かった(笑)』

 

と言われました。

 

 

 

 

私は自分の役職の存在価値を

 

「利用者さん及び、一緒に働くみんなの為に働く事」としています。

 

 

 

 

それが隅から隅まで全員に迷惑を掛け、

 

全員に気を使わせるという、

 

みんなの為どころか実際は真逆の事をしてしまいました。

 

 

 

 

この件はショックというより、

 

私にとり非常に重かったです。

 

「掲げている存在価値など、自分はひょっとして口先だけではないのか?本心からそう思っていたのか?」と。

 

 

 

そしてそこから

 

同僚との日常での距離感や言葉の使い方、

 

 

 

自分が一緒に働く人間に対して示せる事。

 

 

 

 

時として思ってしまう

 

「動くのが少し面倒くさい」や

 

「別に自分が動かなくても大丈夫では?」

 

 

 

 

という部分を越えられるか否か。

 

それらにつき想いを巡らせました。

 

 

 

また考えた事を職場の仲間にも伝え、

 

改めて一緒に働く事へのお願いをしました。

そして仕事をする上で約束事として

 

組み込む事ようにしたのが、 『休憩』です。

 

 

 

この休憩はただ単にぼーっとするだけの休憩では無く

 

 

 

お茶を飲みダラリとしながら自分に

 

『問題ないよね~、忘れてる事ないよね~、OK?OK~?』

 

 

 

と一旦仕事ゾーンから抜け

 

脇道から自分の環境を見れるようにする事です。

 

 

 

 

そうすると、

 

意外に後回しにして忘れていた事や、

 

 

覚えているけど後回しにしていた小さな事

 

 

(いつでも出来るから、と手を付けていない事ありませんか?(笑))

 

 

のやる気が出たりします。

 

 

 

 

 

 

仕事をしていれば何処かで間違う事はあります。

 

 

 

しかし小さな業務を忘れていたり、

 

 

事故の様なトラブルでのミスは、

 

 

 

回避できれば時間のロスを生んだり、

 

自分の自信を貶める事もありません。

 

 

 

 

 

事故を起こしたあの時は、

 

言うなればカーブを目の前にスピードを上げて

 

車を走らせるようなものでした。

 

 

 

ただ単に突っ込んだという感じです。

 

 

 

 

 

計画的に休憩を設け、

 

一旦意識を仕事ゾーンから外す事は、

 

 

 

 

 

突っ込んでいるスピードを

 

 

カクンカクンとポンピングブレーキのように落とし

 

 

これからやる仕事との距離を測る事にも繋がります。

 

 

 

突っ込むだけではぶつかるので危ないのです(笑)

 

 

 

また、これは私の性格ですが

 

最初から休憩を計画的に組めば 「休憩まで後少しやるか」と

 

気持ちのメリハリも出来ます。

 

 

 

皆さんも

 

「今日は仕事が詰まるな」と思えば、

 

疲れた時点で休憩をせず、

 

 

最初から『計画的な休憩』を作ってはいかがでしょう?

 

 

 

そうすればぶつかる前にスピードを落としたり、

 

そのままにしていた事に手を付けられるかもしれません。

 

 

 

また余談ですが、

 

休憩にもってこいのお茶の淹れ方や

 

 

 

 

前述にある

 

「同僚との日常での距離感や言葉の使い方、、」は、

 

 

 

 

6月1日(土)の樸原流うつ抜け講座

 

「心に和をもたらす日本茶と対人ストレス緩和法」

 

 

にも繋がります。

 

 

 

 

当日は「美味しいお茶の淹れ方」と「樸原流~思考と感情の活用法」をお伝えします。

 

 

 

それでは。

 

 

今日もお読みいただきありがとうございました。

 

 

お茶で作る企画、運営、提案

Million Leaves 代表

日本茶インストラクター

 

樸原伸明

 

🌺お知らせ🌺

 

樸原先生による講座を開催します。

 

■開催日時

6/1(土)15:00~17:00(東京)

 

講座の詳細

https://www.headlife.org/utsunuke/

 

 

同日開催!

12:30~セロトニン・オキシトシン講座

17:30~肩甲骨はがし講座

(中津川市苗木公民館 熟年大学:日本茶講座の授業風景 https://millionleaves.jimdo.com/blog/


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