ヘッドマッサージ講師が考える、「思考力」と「学び」

いつもヘッドライフ通信をお読みいただきありがとうございます。

 

ヘッドマッサージ資格講座、福岡担当の森脇ゆうです。

 

誰の言葉だったかは忘れてしまいましたが、『“思考”とは疑問に疑問を重ねていくことである』という言葉を目にしたことがあります。

 

今回はこの言葉をもとに、ヘッドセラピストの「思考力」を高めるコツと、「学び」についてお伝えしたいと思います。

 

これはヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)を続けていくためにも、意識しておきたいテーマですので、スクール卒業生の皆さんは最後までお読みください。

 

例:「肩こり」について思考してみる

 

早速、前述した言葉をもとに、ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)のお客様にも多い『肩こり』について思考してみましょう。

 

例えば、「肩甲骨を動かすといい」という情報があったとします。

 

情報に対して、疑問を投げかけ、答えて、また疑問を投げかけるという作業を繰り返していくこと(思考)で、はじめて学びが生まれます。

 

 

「肩甲骨を動かすといい」

 

(どうして?)

 

 ↓

 

「肩甲骨回りの筋肉が動くから」

 

(どうして筋肉が動くといいの?)

 

 ↓

 

「血流が改善されるから」

 

(どうして血流が改善されるといいの?)

 

 ↓

 

「老廃物が流れるから」

 

(老廃物と肩こりってどんな関係なの?)

 

(筋肉にとって血液の役割ってなに?)

 

(そもそも老廃物ってなに?)

 

(コリとハリって同じもの?) etc...

 

 

『肩こりをほぐしたいなら、肩甲骨を動かすといい』というたったひとつのワードから、たくさんの疑問が生まれますね。

 

「肩こりをほぐしたいなら、肩甲骨を動かすといい」 という情報に対して、「へぇーそうなのか」で終わってしまうと、学びは何一つありません。

 

このように、疑問に疑問を重ねていくことで思考が生まれ、学びを得ることができます。

 

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肩甲骨はがし講座

 

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思考を広げ、繋がりに気付くこと

肩こりと肩甲骨の繋がりでもう少し思考を広げると、胸の筋肉にも関係があることに気づきます。

 

そうなると、「呼吸」に関係することにも気づくはずです。

 

やがて、ヘッドマッサージ講座でもお伝えしている神経伝達物質の関係、睡眠や脳疲労にまで思考が広がります。

 

「肩こり」だけでも、色々なことに関連性を持って繋がっていることがわかりますね。

 

思考の途中に思いがけない気づきに出会うことが、ヘッドマッサージ・リラクゼーション業界の面白いところです。

 

ヘッドマッサージ資格講座やオンライン講座で、「多角的な視点をもって学んでいきましょう」とお伝えしているのは、お客様のお悩みは単一で生じているのではなく、関連性をもって生じているからです。

 

それを理解するためには、思考力を高めていくことが大切なのです。

 

 

 

学びには「面白い」という感覚が必要

 

今回は 『“思考”とは疑問に疑問を重ねていくことである』 という言葉をもとに、ヘッドセラピストの「思考力」を高めるコツと、「学び」についてお伝えしました。

 

すごく極端な表現になってしまいますが、ヘッドマッサージ講師・現役セラピストとしての経験上、これらの繋がり(関連性)や、疑問を重ねていくことに「面白さ」を感じることができない人は、この業界の仕事が長続きしない傾向があります。

 

脅しているつもりはありませんが、それだけ「面白い」という感覚が学びには必要なんだ、ということをご理解いただければうれしく思います。

 

それではまた、次のコラムでお会いしましょう(^-^)/

 

 

このメルマガは2021年2月13日に配信しました。

更新日2024年11月24日

 


この記事の執筆者

森脇 ゆう

 

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会

福岡代表講師

 

NPO法人日本ストレッチング協会

認定ストレッチングインストラクター

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