ヘッドセラピスト|ストレッチングインストラクター|福岡講座代表 森脇ゆう
ヘッドセラピスト|ストレッチングインストラクター|福岡講座代表 森脇ゆう

【質問にお答えします】横になったら身体が硬くなる人の理由と対策

いつもヘッドライフ通信をお読みいただき誠にありがとうございます。

ヘッドマッサージ資格講座・福岡代表の森脇です。

 

先日、東京・名古屋・福岡の講師陣による『繋究力を高める:無料オンライン講座』を実施しました。

 

参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 

また、日程が中々合わずに参加したくても参加できないという皆様におきましても、 まだまだこれからも有意義な発信をしていきますので、根気強く参加できるタイミングを窺っていただければと思います(^^)

 

さて今回は、そのオンライン講座でいただいた質問をもとに、『横になったら身体が硬くなる人の理由と対策』についてお伝えします。

 

ヘッドマッサージに限らず、全てのリラクゼーションセラピーに関わる内容なので、当スクールの受講を検討されている方もぜひ最後までお読みください

※執筆者は医師ではなく、スクール講師として一般的な健康管理に役立つ情報を発信しております。 医学的な診断や治療は専門家への指導を受けてください。

 

ヘッドマッサージ中に横になったら身体が硬くなる人の理由と対策

ご質問をいただきました。

 

【質問内容】

首と肩、背中がガチガチのお客様で、ベッドに座っている時よりも横になった時に首や背中が硬くなる方がいらっしゃるのですが、理由と対策がありますか?(福岡県A様)

 

この質問は、ヘッドマッサージ資格講座の卒業生からいただきました。

 

大前提として、これらの『状態に対する予想や判断』は、実際に接客しないとわかりません。

 

「ガチガチ」という表現も、担当セラピストの主観的な感覚が入りますし、「理由」も職業や生活スタイルによって違ってきます。

 

「対策」においても、お客様自身が、身体が硬くなってしまうことを、

 

“ネガティブに捉えているのか”

 

“何とも思ってないか”

 

でも変わります。

 

冒頭から少し理屈っぽくなってしまいましたが、それだけカウンセリング(傾聴)が大切だということが伝われば嬉しいです。

 

以下、個人的な知見と経験に基づき、考えられることや、できることをお答えしていきます。 参考程度にお読みください。

 

理由:緊張しやすい・脱力が苦手

 

質問内容の、“横になった時” が、仰向けの状態、或いはうつ伏せの状態なのかが明記されていなかったため、正確な体勢を判断することができませんが、いずれにしても「緊張」が理由の1つとして考えられます。

 

極めてシンプルな予想ですが、仰向けやうつ伏せなどの、他人に身を委ねている状態は、一見リラックスしているように見えて、実はいつもより力が入っているケースもあります。

 

これは、神経質な人や、緊張しやすい人に起こりやすい反応ですが、そうでない人でも起こる可能性は充分考えられます。

 

例えば、元々身体に触れられることが苦手な人は、無意識に力が入る場合があります。

 

言い方を変えると「脱力が苦手」ともいえます。

 

私はサロンで『元夫に長年DVを受けていた』、『幼少期に兄弟にくすぐられ過ぎて混乱したことがある』など、過去のトラウマが影響している方にもお会いしたことがあります。

 

セラピストとお客様がどんなに親しい間柄になったとしても、緊張を完全に解くことは一筋縄ではいかないこともあると心得ておくとよいでしょう。

 

心の不調(脳疲労)のお悩みに寄り添うヘッドマッサージは、緊張の緩和に効果が期待できます(リラックス効果)。サロンの運営においては『神経質な人や、緊張しやすい人』が来店されることを前提にした環境づくりを心がけましょう

 

対策:お客様の感覚を確認する

 

硬くなってしまう理由が「緊張」の場合は、ある程度 “慣れ” は必要かと思います。

 

「時間が解決してくれる」という言葉がありますが、リラクゼーションにおいても当てはまる場面は少なくありません。

 

また、そもそも論になってしまいますが「対策」を要する程の問題なのかどうかを、今一度考える必要もあるかもしれません。

 

質問には「硬くなる」としかないので、前述したように、お客様自身がそれをどう捉えているのか、お客様の感覚を確認し、施術内容を組み立てます。

 

セラピストの中には、身体の硬さだけに過剰反応し、“硬さを取り除くことが正義!”と言わんばかりに猪突猛進になってしまう人がいます。

 

「硬くなる」ことによって “痛みが出る” “可動制限がかかる” などの不調がみられた場合、お客様が一番ラクだと感じる体勢で施術をします。

 

この時、『筋膜の繋がり』を意識した施術ができると、原因の予測や、お悩みの改善に近づくことができるのでおすすめです。

 

いつでもエゴに染まらず、お客様の感覚を大事にしましょう。

 

ヘッドマッサージに限らず、セラピストが良かれと思って行った施術が、お客様のニーズとマッチしていなかったというケースもあります。コミュニケーションを大切にして、お客様一人ひとりにあった『オーダーメイド施術』を目指しましょう。

 

最後に:お客様との会話から改善策を導きだそう

ヘッドライフ 森脇先生

 

今回は、福岡会場の卒業生からいただいたご質問「横になったら身体が硬くなる人の理由と対策」についての回答ブログになりました。

 

リラクゼーションサロンの社会的なポジションは“不調を感じる前に予防する場”です。

 

しかし、お客様が不調を感じないことには、施術の改善効果も感じにくいので、リピートにも繋がりにくいのが正直なところです。

 

個人的には“不調を感じる前”というより、“不調がピークになる前に…”という表現の方がしっくりきますね。

 

皆さんはどうでしょうか。

 

世の中には「身体は柔らかければ柔らかいほどいい」とか

 

「両足の長さは揃っていた方がいい」などなど、極端な情報も溢れていますが、 目の前にいるお客様がどう感じているのかという点に、今一度焦点を絞ってみてはいかがでしょうか。

 

私の経験上、ありふれた方法論ではなく、お客様との会話から改善策を導き出せたパターンが非常に多いです。

 

今回の内容が、少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。

 

東京・大阪・名古屋の各会場で受講された方からのご質問も受け付けておりますので、どうぞお気軽にお寄せください。

 

それでは、また次回のブログでお会いしましょう。

作成日:2024年03月11日

更新日:2025年09月04日


この記事の執筆者

森脇 ゆう

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会

福岡代表講師

 

アクトエール整体学院 学長

NPO法人日本ストレッチング協会 認定ストレッチングインストラクター

 

福岡スクール会場

〒812-0036

福岡市博多区上呉服町14-26ルアパレス上呉服201号

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ヘッドライフ代表よりコメント

福岡会場の森脇先生は、ヘッドマッサージ資格講座の講師でありながら、50代限定の整体スクールの学長も務める。

筋膜ラインを考えたボディケアマッサージやストレッチの専門家でもあり、福岡以外にも東京や大阪など出張講座を開催する全国で人気の講師です。

森脇先生が考案した「眠れる身体をつくるストレッチ講座(通称:ねむスト」も好評!

繋究力(けいきゅうりょく)を高める無料オンライン講座もおすすめです。

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ヘッドライフ江口

この記事の監修・ページ作成者

江口征次  

 

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ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家

Head Life(ヘッドライフ)代表

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 理事長

株式会社ヘッドクリック 代表取締役  

 

リラクゼーションサロンの経営

・頭ほぐし専門店atama代表

・ヘッドスパ専門店atama代表

 

商品

・日本初、ヘッドマッサージ施術用枕の販売

・日本初、業務用ヘッドマッサージオイルの販売

 

登録商標

・頭ほぐし専門店atama 登録5576269

・頭ほぐし整体院 登録5977517

・骨相セラピー 登録5790990

 

ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家として、2010年よりヘッドセラピスト養成講座を開始し、日本全国、海外からも受講がある人気ヘッドマッサージ資格講座を主催している。