病院に行くほどじゃないけど、なんだか辛い。
そんな症状について、鎮痛剤や、カフェインなどで誤魔化してる方も多いと思います。
春によく出る症状としては・・・ アレルギー、眼精疲労、肩こり、睡眠不足、肌の痒みなどなど・・・。
ドラッグストアに行けば、それぞれ症状に対する対処療法のお薬が手軽に手に入ります。
でもね、その症状を東洋医学的に考えると、思わぬ発見があるかもしれません。
私が担当させて頂いている‘東洋医学アドバイザー資格講座’でも体質チェックシートを配布しています。
東洋医学的に体質を確認する方法はいくつかあるのですが、このチェックシートだと6タイプに分けることが出来ます。
東洋医学の特徴の1つに、患部ではなく全身を見るというものがあります。
症状は頭や目や腰などに出ていても、身体全体を見て、栄養やエネルギーや水分がどのようなバランスになっているかを確認するんですね。
その為、東洋医学的にカウンセリングすると思わぬ発見をすることがよくあります。
今まで‘頭が!!’‘目が!!’‘腰が!!’と患部ばかりに目が行っていた患者様の 『実はここも辛いの』を引き出せるんです。
次に具体例をご紹介しますね!
私の患者様でも、こんな事があるんです。
50代女性D様。
お仕事が緊張の連続でピリピリする職場だそうで、食いしばりもすごくて、頭皮もガチガチ。
ご本人は、慢性的な首こりに悩んでおられて、鍼灸に来られたんです。
「とにかく首が辛いんです。」
そう仰るD様。全身を軽く確認すると、上半身はカチカチ。
いやガチガチ。
下半身はヘロヘロと力が入りにくい状態でした。
体質チェックをすると、気滞という状態。
上半身にエネルギーである気がたまり、上半身が張り、下半身が冷えて力ない状態にまでなっていました。
更に、ストレスが長引き、消化器系も十分に働かないので、身体の栄養素である血が不足した血虚という状態にもなっていました。
そんな患者様に、『眠れてますか?』と聞くと、
『えっ!!!分かります?めちゃくちゃ眠りが浅くて悩んでるんです!』 と、驚かれてました。
実は、東洋医学で血は、脳の安静にもとても大切な成分。
体と心の栄養素なんです。
そんな血が不足してるから、睡眠にも影響してきます。
その他にも、血の不足で起こりうることをお伝えしたら、
『あ、当たってる』と驚かれてました。
『占い師みたいでしょ?(笑)』 なんて、
笑い話にもっていきました(笑)
東洋医学的に体質を知ると、こんな風にご自身で抱える悩みの原因が、「こういう体質だからか。なるほど!」という気付きにつながります。
ストレスのせい。更年期のせい。
という言葉にうんざりされているお客様いらっしゃいませんか?
そんな方に、東洋医学的なお話をすると、すごく共感し、信頼関係が築きやすくなります。
また、患部だけでなく全身状態を把握するので、‘こんなお悩みも抱えてらっしゃるのかも’に気が付くことが出来るんです。
占い師みたい!とネタになります(笑)
でも実際皆さんご自身もそうだと思うんですが、患部のお話だけ聞いて、その話題ばかりよりも、全身状態を知って、更に深い知識を得られたら、相手に対して信頼感が増しませんか?
そのカウンセリング力。 トーク力。
セラピストさんにとても大切な力かも。
その点で私がお役に立てたら嬉しいな。
と思っています。
体調が悪くなる理由を東洋医学で考えると、なんと3つだけ?
とは言え、「東洋医学って、漢字ばかりで難しいんでしょ?」「聞いたことない概念ばかりで、難しそう」と思っていませんか?
もしくは、「興味はあるけど、本格的に学ぶのは奥が深すぎて難しそう」とお考えかもしれませんね。
実際、私が担当する東洋医学アドバイザー講座の受講生の皆さんからも、「東洋医学は奥深い!」という感想を良く伺います。
でも、その次に「だからこそ面白い!もっと学びたい!」という言葉が続きます。
鍼灸師になるためには、3年間専門学校で学ぶ必要があります。
更に国家試験に合格しても、目の前の患者様は千差万別。
お一人お一人に合わせた施術を行う為に、まさに日々勉強です。
でもね、面白いし、学べば学ぶほど、すぐに使えるんです。
そして!!
今回皆さんの「難しそう」をワンランクダウンさせる
べくご紹介したいのが、東洋医学で考える病気の原因はたった3つというお話。
それは・・・この3つです。
聞いたことない漢字でごめんなさい(笑)でも単純です。
内因は激しい感情の乱れ。
例えばペットロスで深く悲しんだり、肉親が亡くなり深く悲しんだり、病気が分かり深く恐怖した。などです。
こういう時、後々めまいがした、耳鳴りがした、原因不明の湿疹が出来た。など様々な不調に襲われやすいです。
このような感情の乱れも病の原因の1つと考えます。
外因は季節毎に出てくる気候の変化。
春は風、夏は暑さなどです。
それぞれの季節毎に病になりやすい。
不内外因は、内因外因以外の原因。
事故によるケガや、不摂生な生活習慣などなどです。
特にこの内因、外因とそれにより起る身体への影響を知っておくだけでも、とても役に立ちます。
例えば春。
イライラしやすくなっていませんか?
もしくは、周りでイライラしている人増えていませんか?
それが‘春’という季節の影響で体に不調を来しているサインだとしたら。
更に春の養生を知ることで防いだり、緩和出来たとしたら。
いいと思いません?
以前、ある薬膳カフェにランチに行きました。
メニューを決める前に、チェックシートが配られて、6つのタイプに分けられました。
それは、もろ東洋医学体質チェックシートと同じような内容のものでした。
その結果を受けて、○○体質の方にはこのメニューがオススメ!なぜなら○○を補う薬草が入っているから。
というメニュー説明がありました。
実は私優柔不断なんですが、そこのランチは迷わず即決で決めましたね(笑)
ヘッドマッサージメニューに直接、東洋医学の体質チェックシートの結果を入れるのは難しいと思いますが、
例えば・・・
「チェックの数だけお疲れ度が分かる!」
「○○体質さんはこんな養生がオススメ!」
など活用して頂けると思います。
そんな体質チェックシートが欲しい!
という方は、ぜひ東洋医学アドバイザー講座をご確認下さい。
東洋医学の基本的な考え方や、体質チェックシートでも出てくる‘気血水’の考え方。
そして季節と体の変化とその養生などが完全オンラインで学べます。
とは言え、まずは神谷がどんな人で、東洋医学を軽く聞いてみたい。
そんな方には、5月にオンライン開催する春の養生とお手当編をぜひご確認下さい。
これだけでも、春という季節に起こりうる体の変化を東洋医学的にどう考えるかや、体のどこに不調が出やすいか、そしてオススメのツボは?
という内容を確認することが出来ます。
また、この5月のオンライン講座は東洋医学アドバイザー講座受講生向けのブラッシュアップ講座だったんですが、今回は未受講生も参加可能としています。
更にリアルタイム講座なら、体質チェックシートもプレゼントとなります。
もしお時間よければ、ご参加下さいね。
コロナウイルスの感染拡大もあり、‘予防医学’に対する関心が高まっているのを肌で感じます。
皆さんご自身も健康や美に関わるお仕事を通して、予防という言葉はきっと大きなキーワードだと思います。
東洋医学を学ぶと『調子の悪さを違う視点で見る』知恵がつきます。
本格的な病になる前に体から出ているサインを見逃さず、対処療法だけでない、他の養生法も知りたい。
そんな方にオススメです。
選べる!
オンライン講座 or ウェビナー参加
▼▼▼
この記事は2020年8月1日に配信したものです。
2022年3月22日に再編集し再配信しました。
3ヶ月先まで予約の取れない
鍼灸・あん摩マッサージ指圧師
神谷 江代
年のせいと諦めないで!をモットーに、体質改善から美容鍼灸までトータルケアを行う施術家。
完全自費施術、完全予約制の施術は3ヶ月先まで予約が埋まっている。また、施術だけでなく、国立大学大学院で生理学を専攻。
鍼灸あん摩マッサージ指圧師の専門学校を首席卒業。という今まで培った知識と、臨床経験を伝える講師としても活躍。
専門的になりすぎず、分かりやすいと好評。
施術家向け講座、市民向け講座と幅広い実績を持つ。