皆さん。こんにちは。
鍼灸・あん摩マッサージ指圧師の神谷です。
今日は、先日開催した「足の経絡マッサージ講座」について、その講座の様子や頂いたご感想やご質問への回答をしますね!!
実は、この足の経絡マッサージ講座は、実技講座をオンラインで行う始めての試みでした!!!
実技は力加減や身体の使い方など、実際見てもらう方が良いことも沢山あるのですが、オンラインだと手の使い方の細かな部分が見れたりする利点も!!
またオンラインだと会場まで移動する時間が不要!というメリットもあり、今回、試行錯誤しながらも、しっかり皆さんに学んで技術を手に入れて頂く事を意識した内容にしました!!
実技は、動画で事前に撮影した物を使って説明させて頂きました。
足を走る6本の経絡を自分の足にペンで書いてみて、どう流れるのかを確認。
その上で、経絡の流れる順番に合わせてマッサージする方法をお伝えしました。
また経絡とは、という事をお客様にお伝えする時に役立つ’電車と線路と駅’の例え話もご説明させて頂き、皆様にもしっかり学んで頂けました。(^-^)
そんな経絡マッサージ講座。
ありがたいことに、嬉しいご感想を沢山頂きました(;-;)
などなど。 本当にありがとうございます。
とても楽しい時間であっという間の90分でした。
とは言え、短い時間に沢山インプットしてもらって、集中して講座を聴いて下さっていたので皆さん疲れたかと思います。
これからはアウトプットが大切!
しっかり反復練習して下さいね!
さて、頂いたご質問へのご回答をしますね!
類似するご質問はまとめてお返事させてもらいます(^-^)
まだご質問、受け付けています。
もっと質問したいという方は是非ご連絡下さいね。
質問1)
経絡を触って、ペコペコしたり弱っている感じがあれば… ということでしたが、その感覚をもう少し深く教えて下さい。
回答)
ありがとうございます!!一番分かりやすいのは、色んな人の足を触ってみて下さい。
特に分かり易い部分は、足の内くるぶしとアキレス腱の間のところ。
ここは解剖学的にも元々凹んでいる部分ではありますが、人によって弾力が違うし、見た目から凹んでいる方もいれば、そんなに凹みがないかたも居ます。
また’脾経’という足の内側の骨のキワのライン。
ここも、人によっては凸凹している人もいれば、ぴんっと張っている人もいます。
凹んでいればどう、凸っていればどうという理論はひとまず置いておいて、凹んでいるところは弱っているイメージで大丈夫です。
優しく熱を補ってあげるようなイメージで触ってあげて下さい。
また同じ人でも日によったり、体調によって経絡の感じも変わります。
ぜひご自身のお身体で経絡を触って、今日は元気かな?と体調チェックに役立てて頂ければと思います(^-^)
質問2)
身体全体に走る経絡。今回膝下のみでしたが、膝上や上半身の経絡を触る必要はないのでしょうか?
回答)
これは複数の方から頂きました(^-^)
そうですよねー!「なんで膝下だけ?」と思われる方も多いと思います。
実は、体中を経絡は走っているのですが、膝下のツボ(経穴)は特に大切なんです。
なぜなら、五行に対応するツボ(経穴)だから。
五行というのは、東洋医学の考え方でとても大切なもの。
簡単に言うと、色んなものを5つのタイプに分類しちゃおう!というものです。
木火土金水の5つの性質に自然界や私たちの身体も分類出来るという考え方。
季節や食べ物や感情も5つに分類します。
そしてなんとツボ(経穴)の中にも、この五行のそれぞれのタイプに所属するツボ(経穴)があるんですね(^-^)
その5つのツボは、それぞれの経絡に5つだけあって、それぞれ膝下もしくは肘下にあるんです。
なので鍼灸でツボを選ぶ際、膝下と肘下のツボは、その特性も加味してよく使います。
ということもあって、初級の経絡マッサージは膝下に限定させてもらいました。
膝下だけでも、結構身体にとって良い刺激になるからです。
もちろん、胴体やお顔や腹部にあるツボも、ものすごく大切ではあるのですが、それはまた別の機会に順をおってお伝えしていきますね。
ツボに特性があるなんて!! なんて知的好奇心がくすぐられたあなた!!!
ぜひ東洋医学にはまって下さい(笑)
質問3)
6つのラインをスムーズに移行するポイントがあれば教えて下さい。
回答)
これはとても大切なご質問ありがとうございます。
経絡云々というよりも、マッサージのテクニックとして大切なのが、手を離さない、迷わないだと私は考えています。
マッサージ中パッと手が離れたり、迷ったりすると、結構お客様には伝わります。
クラシック音楽を聴いていて旋律が乱れると、急に現実に引き戻されるような不快感を感じる。
あの感覚に似てますね。 なので私マッサージの時は、自分のテンポに合うヒーリングミュージックをかけています。
音楽とあったテンポでマッサージをすると施術している私も気持ちいいし、クライアントも驚くほどリラックスされます。
さて、少し脱線(^-^;ごめんなさい。
とは言え、人差し指から親指にいったり、薬指から親指にいったり、なんなら 小指から足裏に移行するのはどうするのということなんですが、
1:施術する手を右手から左手に移行する
2:足指を包み込むように流しながら次の足指に移行する
3:施術している反対の手は常に足に触れておく
これなら多少施術している手が離れても不快感はないです。
くらいがやりやすいかなーと思います!! 色々試してみて下さいね!!
質問4)
ソフト経絡のようなネーミングでオプションとして取り入れてOKですか?
回答)
大丈夫です。その際、ぜひセミナーでお伝えした優しい刺激で!や 効果効能を期待させるようなことは禁句。
などの注意点は守って下さいね(^-^)
質問5)
経絡上に痛みがある場合の対処法について
回答)
こちらのご質問も複数頂きました。
経絡マッサージをしていて、コリコリ硬い場所があったり、筋肉が張っていたり、触ると敏感で痛い場合。
質問6)
足を触ると浮腫んでいるというお悩みをよく耳にします。
何か対策やアドバイスするヒントはありますか?
回答)
これも複数類似のご質問頂きました。
多いですよねー。むくみ。
基礎疾患からくるむくみもありますし、生活習慣からくるむくみもある。
むくむ原因は人それぞれです。もし、気・血・水の体質チェック講座を受講された方は、その方の体質も聞いてみると、良いヒントが得られるかなと思います。
みなさん、足がむくんでいるか否かって どう判断するかご存知かしら。
実は肝経の経絡で通る足の内側の骨。
そこを指で押したときに凹むか否かなんです。
その骨の部分は本来骨と皮膚のみなので、押して凹むのは組織液が溜まっているからなんです。
「足がむくむの」というお悩みを聞かれたら、肝経の経絡ラインを触ってみて、 皮膚を押すと凹むが確認してみても良いですね。
むくむ方への経絡マッサージで大切になるのが、脾・肝・腎の3本ラインです。
これは足の内側を通るライン。
ここが冷えていたり、凹んでいれば、しっかり温めてあげて下さい。
また、むくむ方は 足先が冷たいことも多いです。
施術前にフットバスを使ったり、ホットタオルやなにか温めるもので、足先をポカポカにしてから施術するものいいかと思います(^-^)
また、実はむくむ方は、デコルテがガチガチなことも多いです。
可能でしたらデコルテをほぐしてから足の経絡マッサージをするとよりGoodですね!
デコルテのほぐし方は、また腕の経絡マッサージの時にお伝えしようと思います(^-^)
いかがだったでしょうか。
長いコラムを最後までお付き合い頂き感謝です。
今回は足の経絡マッサージをお伝えしました。
「セミナーで使った動画を見たい!」という声も複数頂き嬉しかったです。
また動画編集をして、皆さんに見てもらえる形に仕上げてからと考えています(^-^)
またお知らせしますね!!
今回は足の経絡マッサージでしたが、腕の経絡マッサージもお伝えしたらいいかなと思いました。
足の経絡マッサージは、足腰が軽くなりますが、腕は肩や首が楽になる方が多いです。
お客様満足度をアップさせる東洋医学の知恵と技術を少しでも皆様に分かりやすく楽しくお伝えしていきますね!!
では!またお会い出来るのを楽しみにしています♡
この記事は2020年10月12日に配信したものです。
更新日2024年12月11日
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