嚙み砕いた伝え方

ヘッドマッサージ講座卒業生の森脇由宇です。

 

 

 

ボディケア業の傍ら、

 

ストレッチのインストラクターとしても活動しております。

 

 

 

前回は私がストレッチを学ぶようになったきっかけについて

 

書かせていただきました。

 

 

 

(前回コラム:きっかけは罪悪感から

 

(森脇先生のストレッチ講座

 

 

 

 

今回はストレッチの要素も入れつつ

 

他分野にも共通する内容を書かせていただこうと思います。

 

 

 

 

 

リラクゼーションの仕事は

 

 

 

言わずもがな接客業なので、

 

当然お客様とのコミュニケーションは必須事項です。

 

 

 

 

 

淡々と施術をこなす方が好きという

 

職人気質のセラピストさんもいると思いますが、

 

 

 

 

 

他愛もない日常会話も

 

お客様との信頼関係を深めるための大事な要素なので、

 

終始無言というわけにもいきません。

 

 

 

 

 

日常会話は勿論のこと、

 

コースの提案や、今のお客様の身体の状態、

 

今後のアドバイスなど、

 

 

日々の学びで得た知識をフル稼働させて、

 

お客様に役立つ情報を提供していることと思います。

 

 

 

 

 

 

 

さて、ここで一つ

 

問題になってくる事があります・・・

 

 

 

 

 

 

それは…

 

学んだ言葉をお客様にそのまま伝えていませんか?

 

 

 

 

 

つまり

 

専門用語を多用していないかということです。

 

 

 

 

 

私は仕事の中でお客様に

 

セルフストレッチの方法を指導させていただくことがありますが、

 

 

例えば、大腿四頭筋のストレッチを、

 

専門用語を使って指導するとこんな感じになります。

 

 

『大腿四頭筋(大腿直筋)の作用は股関節屈曲と膝関節伸展ですので、その反対の股関節伸展の膝関節屈曲の動作をすることにより、筋肉の起始と停止が遠ざかり、ストレッチすることができます。』

 

 

 

どうでしょうか… もしかしたら

 

 

 

「この人ちゃんと勉強してるなあ」と関心されるかもしれませんね。

 

 

しかし肝心の内容はサッパリです。

 

 

 

ではコレはどうでしょう。

 

『太股の前の筋肉は、ボールを蹴り上げるような動作など脚を前に出す時に使われるので、膝を曲げて、脚を後ろに引く動作で伸ばすことができますよ。』

 

 

 

 

内容は前述したものと全く同じですが、

 

こちらの方がとてもシンプルでイメージしやすくないでしょうか。

 

 

 

 

現場ではこの説明に加えて、

 

手本を見せて、実際にストレッチをしてもらいながら

 

指導をしていきます。

 

 

 

 

ある分野に特化して学べば、

 

専門性が増してくるのは必然といえますが、

 

 

 

 

お客様とのコミュニケーションにおいては

 

その専門性をいかに噛み砕いてわかりやすく伝えるか

 

重要なポイントになってくると思います。

 

 

 

 

せっかく難しい言葉や理論を覚えたのに、

 

使わないとなんだか勿体無いと思いますか?

 

 

 

 

そんなことはありません。

 

専門用語の多用は最悪の場合、

 

知識自慢や自己満足と捉えられかねません。

 

 

 

 

せっかく勉強してきたことが、

 

あなた自身の価値を下げることになることの方が寧ろ勿体無さすぎます。

 

 

 

 

それに、 知っているから崩すことができるのです。

 

知っているから丁寧に解りやすく工夫することができるのです。

 

 

 

 

 

フランスの有名な画家、

 

 

 

ピカソの抽象的かつ難解な作品を知っている人は多くいますが、

 

 

実は彼のデッサンが天才的に巧いことはあまり知られていません。

 

 

 

 

彼は優れたデッサン力があったからこそ、

 

崩すことができたのです。

 

 

 

 

そして芸術の歴史に名を刻んだのです。 ・・・あ…ピカソの場合、

 

崩してわかりにくくなったので(失礼)

 

 

 

 

 

このエピソードとは逆ですね。

 

 

 

 

セラピストのみなさんは逆です。

 

 

 

 

気をつけてください、崩して解りやすくです (苦笑)。

 

 

 

 

 

 

話を戻すと、

 

知っていることに価値があります。

 

 

 

 

 

 

専門知識の発表会は不要です。

 

 

 

 

 

解りやすく噛み砕いた説明は、お客様への思いやり、心配りです。

 

 

 

 

皆さんは肩こりの原因筋として有名な

 

『ケンコウキョキン』をご存知でしょうか?

 

 

 

 

漢字で『肩甲挙筋』と書き、

 

読んで字のごとく肩甲骨を上に挙げる役割をしていますが、

 

 

 

お客様に説明する時、

 

私はこれを“肩あげ筋”と呼んでいます。

 

 

 

肩甲骨と背骨を繋ぎ、

 

肩甲骨を内側に寄せる役割のある『菱形筋』は“胸張り筋”と呼んでいます。

 

 

 

私には小学生の娘がいますが、

 

子供にもわかるような説明にするように心がけています。

 

 

 

 

 

確実に伝えるためには、

 

子供が理解できるレベルまで噛み砕くことが一番です。

 

 

 

 

 

伝わって初めて専門性が活きます。

 

あなたの素晴らしい専門性を発揮するためにも嚙み砕いて下さい。

 

 

 

 

 

嚙み砕いて嚙み砕いて、

 

お粥のような専門性にして下さい。

 

 

 

 

 

お粥は子供からお年寄りまで、

 

幅広く誰でも食べられますからね。

 

 

 

 

 

美味しいお粥を作りましょう。

 

 

 

 

最後に、

 

私が講座をさせていただくストレッチは、

 

とくに声掛けを多く必要とする分野です。

 

 

 

 

 

ストレッチは、

 

お客様自身で継続的に続けてもらわなければ効果が上がりません。

 

 

 

 

うまく方法が伝わらなければ続けることが難しくなります。

 

 

 

 

 

伝えるスキルはストレッチのみならず

 

全ての分野に共通して大事な要素の一つですので、

 

 

 

 

 

その点も含め、

 

一緒に楽しく学んでいけたらと考えております。

 

 

 

 

 

今日は美味しいお粥の作り方・・・ではなく、

 

専門知識の噛み砕いた伝え方について書かせていただきました。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

日本ストレッチング協会認定インストラクター  

森脇由宇

 

 

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https://www.headlife.org/stretch-2/

 

(非常勤講師のコラム 2019.6.8)


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