ヘッドライフ代表、ヘッドマッサージの専門家の江口です。
『スマホには、トイレの便座の10倍以上の細菌が付着している』
これは、アメリカのスタンフォード大学や、エストニアのタルトゥ大学による調査によって示されています。
指先には雑菌が多いとは聞きますが、スマホには雑菌の温床になっているようです。
ヘッドマッサージを行う私達ヘッドセラピストは、手指で頭皮やお肌に直接触れるお仕事です。
サロンで、頭皮マッサージや頭皮ケアを行うにあたって衛生管理はとても重要になってきます。
日常生活の中で触れる多くのものには、私たちの目に見えない雑菌が付着しています。
そのため、ヘッドマッサージサロンにおいても、衛生管理はとても重要なテーマです。
特に、私達ヘッドセラピストのようにお客様の頭皮に直接触れる職業では、一層の配慮が求められます。
世界の様々な調査で、「トイレでスマホを使用している」「スマホを使用するためにトイレに行ったことがある」といった報告がされています。
30〜50代の女性200人行ったインターネット調査では、4〜5人に1人はトイレでスマホを使っているということが明らかになりました。(女性自身より)
<トイレ内でのスマホ使用>
・「いつも使っている」人:10%
・「ときどき使っている」人:12%
お仕事や家事、育児が忙しく、トイレでしかスマホが見えないといった意見もありますが、トイレには、様々な菌があります。
また、病気に感染している方が使用したトイレにはウィルスも存在する可能性があるため感染の原因にもなります。
衛生管理の一つとして、トイレではスマホを使用しないでください。
大腸菌は、トイレ使用後に手洗いを怠ることで手指に付着する可能性があります。
その手で頭皮を触ると菌が移るリスクがあります。
特に夏場は、頭皮が高温多湿になり、菌が増殖しやすい環境になるため注意が必要です。
手洗いの際には、流水と石鹸を使って30秒以上しっかり洗い、可能であれば2度洗いを行うと効果的だとされています。
また、サロン内ではドアノブや引き出しなど、手で頻繁に触れる部分を定期的に消毒することが推奨されます。
頭皮には、元々常在菌と呼ばれる菌が存在しています。
これらの菌(例:表皮ブドウ球菌、マラセチア菌など)は、頭皮の健康を保つ上で重要な役割を果たします。
しかし、場合によっては頭皮に不適切な菌(例:大腸菌)が付着しているケースも報告されています。
このような菌が頭皮に存在すると、炎症やトラブルの原因になる可能性があります。
サロンの個室カーテンや、ブラシ、手鏡といったサロンの備品も衛生管理が重要です。
カーテンは、定期的に洗濯をし、備品は使用する度に消毒を行い、清潔な環境を保つことがお客様の信頼を得る一助となります。
また、お札や硬貨も多くの人の手を経由するため、雑菌が付着している可能性があります。
可能な範囲で清潔を保てるように配慮し、お客様に安心感を提供することも大切です。
手袋は冬場の防寒だけでなく、清潔さを保つためにも役立ちます。
例えば、下着や靴下を毎日交換するのと同じように、手袋も複数持ち、その日使用したら次の日は使わないようにします。
毎日、履き替える下着や靴下のように、毎回洗濯して清潔を保つことが推奨されます。
私たちヘッドセラピストは、お客様の頭皮や顔に触れる機会が多いため、常に清潔を保つ意識が求められます。
例えば、施術中に手指が頭皮に触れた後は、顔へのマッサージを行う前に手を洗浄・消毒することで、雑菌の移動を防ぎ、より安全な施術環境を提供することが可能です。
衛生管理は、私たち自身のプロ意識を示す重要なポイントでもあります。
お客様の健康と快適さを第一に考え、細やかな配慮を実践していきましょう。
ここから追記しました。(2025年2月10日)
本コラムでは、ヘッドマッサージサロンにおける衛生管理の重要性が強調しています。
これは、単に清潔を保つという意味にとどまらず、顧客の「安心感」と「信頼」を築くための本質的な要素となります。
顧客ファーストの考え方において、最も重要なのは「お客様の立場に立つこと」です。
ヘッドマッサージは、直接肌に触れる施術であり、目に見えない不安要素(衛生管理) への配慮が、お客様の満足度に直結します。
• お客様の不安を先回りして取り除く
サロンの衛生管理を徹底し、それを明確に伝えることで、顧客は「このサロンは信頼できる」と感じます。
• 安心してリラックスできる環境を提供
施術中の衛生管理がしっかりしていれば、お客様はより深いリラクゼーションを体験できます。
また、施術者自身が衛生管理を徹底する姿勢 は、顧客の潜在的な評価につながります。
「このセラピストなら安心して任せられる」という信頼を築くことは、リピート率向上のカギになります。
本コラムの内容は、心理学の視点からも非常に理にかなうように意識して作成しました。
1. 不安軽減の効果(認知バイアスのコントロール)
人は、目に見えないものに対して不安を抱きやすい傾向があります(認知バイアス)。
例えば、「トイレでスマホを使うと菌が付着する」と聞くと、より清潔意識が高まるように、具体的なリスクを伝えることで、行動変容を促す ことが可能です。
サロンの衛生管理を可視化することは、お客様の不安を軽減し、安心感を生む要素になります。
2. 「清潔=信頼」につながるブランディング
ヘッドマッサージは「癒し」「リラックス」の場であり、そこに「清潔さ」が加わることで、プロフェッショナルな印象 を強化できます。
これは、心理学でいう「初頭効果」にも関係し、「清潔な環境」という第一印象は、その後の施術の満足度にも影響を与えます。
3. 行動変容を促す「習慣の力」
人間の行動は、習慣化 されることで継続的に改善できます。
コラム内で提案されている「手袋を複数用意する」などの工夫は、習慣として取り入れることで、無意識のうちに常に清潔な施術を提供できる仕組み となります。
本コラムの内容は、「顧客ファースト」の視点と心理学的な視点の両方から見てもおすすめの内容です。
ヘッドマッサージサロンにおいて、衛生管理は単なるルールではなく、「お客様の安心と信頼を築くための基本」として捉えることが重要です。
<頭皮毛髪アドバイザー資格講座>
以下のようなことは学べます。
作成日:2018年12月28日
更新日:2025年02月10日
・ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)のサロン開業・経営・集客
・ ヘッドマッサージの専門家が語る!PDCAサイクルでスパイラルアップ!
・ヘッドマッサージサロン開業は、サロン巡りが大切(返報性の法則)
・ヘッドマッサージの個人サロンが価値を高め、安売りしない方法
・【ヘッドマッサージのサロン経営】価格設定と時間単価を考える
・【ヘッドマッサージサロン経営】 Win-Win-Winの関係を作る
・ヘッドマッサージサロンの「見える化」可視化することが重要!
・「集客が伸びない原因」とは?開業後のサロン運営を見直すチャンス!
・ 【ヘッドマッサージのサロン経営】お客様がリピートしない理由
・ 【ヘッドマッサージ経営】扶養に入ったままサロン開業できる?
・ リピート率アップの秘訣!背中とお尻ほぐしは、ヘッドマッサージの相乗効果メニュー
・【ヘッドマッサージサロン経営】売上アップの鍵は「情報」というお土産
江口征次
ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家
Head Life(ヘッドライフ)代表
株式会社ヘッドクリック 代表取締役
頭ほぐし専門店atama代表
ヘッドスパ専門店atama代表
【商品】
・日本初、ヘッドマッサージ施術用枕の販売
・日本初、業務用ヘッドマッサージオイルの販売
【登録商標】
・頭ほぐし専門店atama 登録5576269
・頭ほぐし整体院 登録5977517
・骨相セラピー 登録5790990
ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家として、2010年よりヘッドセラピスト養成講座を開始し、日本全国、海外からも受講がある人気ヘッドマッサージ資格講座を主催している。
【登録商標】
頭ほぐし専門店atama 登録5576269
頭ほぐし整体院 登録5977517
骨相セラピー 登録5790990
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