いつもヘッドライフ通信をご覧いただき誠にありがとうございます。
ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)資格講座・名古屋担当の“眠りのメンター”こと藤井でございます。
今回は当スクール卒業生にぜひ知っておいてほしい、リピートに繋がる施術の構成がテーマです。
それは、ヘッドマッサージに肩もみをプラスすることです。
いくらヘッドマッサージの技術が高くても、「なんとなく終わった感」で施術が締めくくられてしまうと、お客様の記憶には残りづらいものです。
施術の始まりから終わりまでのリズムや構成の良し悪しが、「また来たい」「もう少しこのまま受けていたい」「もう一度受けたい」と思われるかどうかを左右します。
“たかが肩もみ、されど肩もみ”です。
肩もみ×ヘッドマッサージによって期待できる効果として、「肩こり解消」「睡眠改善」「リピート率UPの施術構成」を中心にお伝えします。
※執筆者は医師ではなく、スクール講師として一般的な健康管理に役立つ情報を発信しております。 医学的な診断や治療は専門家への指導を受けてください。
ヘッドマッサージの効果を最大限に引き出すには、ただ頭部をもむだけでは不十分です。
今回は、「リピートに繋がる施術の構成」の一例として、導入・中盤・仕上げにおける「肩もみ」にフォーカスをあて、それぞれの活用方法をご紹介します。
以下に、ヘッドマッサージの各工程で肩もみを組み合わせた際に期待できる主な効果をまとめました。
1. 導入時は心と体を緩め、ヘッドマッサージの効果を高める
ヘッドマッサージは、いきなり頭部に触れるのではなく、導入時は心と体を緩めることから始めます。
まずは、肩や首の緊張を緩め、血流やリンパの流れが整い、副交感神経が優位になることで柔らかい頭皮に導きます。
その結果、緊張型頭痛の緩和をはじめ、ヘッドマッサージの効果を一層高めることが期待できます。
2. 中盤で首のつまりを解消、頭部スッキリ感UP
肩から首にかけて筋肉は繋がっているため、ストレートネックで首こりがつらく、頭が重く感じる方には、まず肩もみからしっかり行うことがおすすめです。
特に施術中盤では、肩や首の筋肉を繰り返し十分にほぐしたうえで、眼精疲労や自律神経の乱れに関係する「天柱」「風池」「完骨」のツボを刺激すると、「頭が軽くなった」「視界が広がった」といったスッキリ感UP効果を実感しやすくなります。
3. 仕上げの施術で“余韻”を届ける仕上げの一手
ヘッドマッサージの仕上げに肩もみを加えるだけで、満足感やリラックス度が一気に高まり、「またお願いしたい」と思ってもらえる施術になります。
施術の最後に行う技術の高い肩もみマスターすれば、心地よい余韻を残し、リピート率向上にも繋がる“仕上げの一手”となります。
リピートに繋がる施術の構成は、導入で心と体を緩めることから始まり、中盤で首や肩の筋肉を十分にほぐし、仕上げで心地よい余韻を残す流れが鍵となります。
この3つのステップを組み合わせることで、ヘッドマッサージの効果が高まり、お客様の満足度とリピート率が向上します。
単なる技術力だけでなく、施術の“構成力”こそが、サロンに選ばれ続ける理由となるのです。
肩こり・首こりが慢性化している方は、交感神経が優位になりがちです。
そのため、夜になっても“休息モード”に切り替えられず、眠りが浅くなる傾向があります。
特に首の後ろ(後頭部〜肩甲骨上部)は、自律神経と関係の深いツボや筋肉が集中しており、このエリアをほぐすことで深部体温が下がり、自然な眠気が促されるといわれています。
ヘッドマッサージの施術後も「頭がぼーっとして知らないうちに寝てました」「施術してもらった夜はぐっすり眠れました」という声が多くきかれ、睡眠改善にも好影響を与えることが期待できます。
このように、肩へのアプローチ・首へのアプローチは、眠れる体に整えるための施術としても有効です。
適度な肩もみ、首もみは、単にリラックスさせるだけでなく、不眠や睡眠の質の低下に悩む方にも好影響を与え、サポートとしても大変おすすめです。
また、当スクールで提供している無料のオンライン睡眠基礎講座では、この“眠れる体づくり”に欠かせない基礎知識、自律神経・深部体温・ホルモンの関係性の理解を深めることができ、さらに睡眠ライフスタイルプランナー資格講座ではサロンでの活用法が学べます。
そして、セロ活アドバイザー資格講座では、脳科学の視点からも科学的根拠をもって学ぶことができます。
ただ気持ちよく触れるだけでなく、「なぜそれが眠りに効くのか?」を説明できるヘッドセラピストになることで、お客様への信頼や満足度も格段に高まります。
※参考文献エビデンス紹介
・首や肩の筋緊張が強いと、入眠しづらく睡眠が浅くなる(Lavigne et al., 2000)
・肩〜首まわりのマッサージは、副交感神経を優位にし深部体温を下げる(Morin et al., 2007)
科学的にも、肩もみ×ヘッドマッサージは“睡眠の質向上”に寄与すると報告されています。
次にレベルの高い肩もみをマスターすることで可能になる、様々なシチュエーションでの活用例を紹介します。
✔マルシェや企業イベントでの10〜15分体験施術を提供する
✔美容室やカフェでの出張メニューとして取り入れる
✔初回のお試しメニューとして取り入れる
✔ヘッドマッサージ施術の導入・仕上げに+αとして取り入れる
✔オリジナル施術メニューの開発
肩もみの技術は、屋内外を問わず、椅子でもベッドでも気軽に行えるため、多彩なシーンで活用でき、サロン集客のきっかけづくりにも繋がります。
自分に合った方法で応用していきましょう!
リピートされるサロンには、技術力だけではなく、必ず“意図した構成”があります。
その流れをつくるのが、導入(肩)→ 本施術(ヘッド)→ 仕上げ(肩)のような「構成力」です。
今回は、肩もみ×ヘッドマッサージを例にあげましたが、ヘッドセラピストは、ただ頭皮をもむのではなく、届けたい意図を持って施術することが大切です。
施術構成にその意図が含まれていることが「また来たい」という思いを生み、リピートに繋がるのです。
この記事がヘッドマッサージ資格講座を受講された方々のお役に立てれば幸いです。
あなたも、肩もみマスター講座を通じて“ただの肩もみ”を、“選ばれる理由”に変えてみませんか?
「肩もみマスター講座」で学べる5つのテクニック紹介
この講座では、現場で即使える実践型の技術が学べます。
背面からの基本肩もみ+僧帽筋はがし
どれも、ヘッドマッサージと組み合わせやすく、椅子施術にも応用できる万能テクニックです。
作成日:2025年08月12日
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藤井 なおみ
一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会
名古屋代表講師
睡眠健康指導士
食育アドバイザー
ベビーヨガセラピー
高齢者イスヨガ講師
〒460-0008
名古屋市中区栄5- 11-21 エメラルドビル3F
江口征次
ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家
Head Life(ヘッドライフ)代表
一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 理事長
株式会社ヘッドクリック代表取締役
頭ほぐし専門店atama代表
ヘッドスパ専門店atama代表
【商品】
・日本初、ヘッドマッサージ施術用枕の販売
・日本初、業務用ヘッドマッサージオイルの販売
【登録商標】
・頭ほぐし専門店atama 登録5576269
・頭ほぐし整体院 登録5977517
・骨相セラピー 登録5790990
ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家として、2010年よりヘッドセラピスト養成講座を開始し、日本全国、海外からも受講がある人気ヘッドマッサージ資格講座を主催している。
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頭ほぐし整体院 登録5977517
骨相セラピー 登録5790990
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